BRAIN脳学デスゲーム編 EP2 「思惑通り」


ゼルフォン「久しぶりにこの姿になったな。」

 ルニャニャ、いや、ゼルフォンは怠そうに肩を回している。

シン「な、何だあの姿。。あれじゃまるで、モンスターじゃないか。。」

はいてー。「異形の使徒。。聞いたことない名だ。まだ乙式は秘密を隠しているのか。。?」

ことぴ「あいつもやべえが、メルタはどうなってんだよ。やばいんちゃうか。?」

依然としてメルタは黄金の無数の手に覆われている。

空間「ふんっ。まぁいいんじゃないのか。この勝負はこちらが貰った。」

マンマ「だね?♪」




ゼルフォン「あーー。何だお前。いつまで殻に閉じこもってるつもりだよ。」

ゼルフォンが手を合わせる。

ゼルフォン「一瞬で終わらせてやる。」

合わせた手を離し両手を前に突き出した。

ゼルフォン「派手に吹っ飛べや!」

ゼルフォン「乙式術。無数の嘆き」

ゼルフォンが突き出した手のひらに紫色のオーラが集まっていく。

ゼルフォン「破ァ!!!!!」

集まった紫のオーラの塊をメルタ目掛けて放つ。

ドゥルルルルルルルルル!!!!!


ドゴォおおおおおおん!!!


直撃した。だがしかし。


ゼルフォン「ちっ!!なんだこいつ。」

メルタと思われる球体は無傷だった。

せつな「な、なんかメルタさん、、卵みたいな形になってませんか。。?」

刹那の言うとおり、先程までの手が丸く溶け卵の形になっていた。

ロン「ちっ。どうゆうことなんだあいつ。退屈させやがってよ。」

ゼルフォン「はぁ。なるほどなぁ?これがマンマが言ってたやつか。」

ゼルフォンは気だるそうにそうつぶやくと

ゼルフォン「これじゃしばらくかえらねえなぁ。しゃーない。ちとめんどくさいが。」

ゼルフォンが大きく生きを吸う。

そして、ゼルフォン「ァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

吐き出した。 途端どうだろう。

真っ白い部屋が紫色色に染まっていく。

シン「なにをやってるんだあいつ!!!部屋が!!」

夜無夜無「属性の変化をしているのさ」

シン「属性の、変化。。?」

マンマ「おいヤム。あんまりべらべらしゃべっちゃやーよ?♪」

夜無夜無「ふんっ。どこまでもお前は。」

シン「なんだよ、属性の変化って。。」

ゼルフォン「ふぅー。流石に疲れんなぁ。」

ゼルフォン「よし。そろそろか。」

金色の卵が段々紫色に変わっていく。

ゼルフォン「よーし。おっけーおっけー。じゃあやんぞ〜。

自我流乙式術 暗黒侵食」

部屋に漂っている紫色のオーラが術の名前の通りにメルタと思われる卵を侵食していく。

部屋に白が戻っていく。

ゼルフォン「さぁどうだ!?」

完全に黒くなった卵にヒビが入った。

卵が割れる。

中から何かが出ようとしている。


はいてー。「メルタ!!生きていたぞ!」

脳学の仲間たちは少し息を吹き替えした。

 だがしかし、一同のそんな一瞬の安息も全て一瞬で消え去った。

卵の中から出てきたのはメルタでは無かった。

 

いや、一同は信じたくなかった。あれはメルタだ。

でもメルタではなかった。


ゼルフォン「なるほどだよ。マンマはここまで見えてたってことか。ふんっ。お手上げだ」

 メルタ?「。。。。。。。」

左半身はみんなの知っているメルタだった。だが、右半身はおぞましい怪物のような見た目になっていた。

ゼルフォン「よう。同胞。目覚めはどうだ??」

メルタ?「。。。。。。」

メルタは黙っている。


ゼルフォン「おい。聞いてるかマンマ」

マンマ「おー?どしたー?♪」

ゼルフォン「後、任せたぜ」

マンマ「ふふっ!もちろん!♪」

ゼルフォンとマンマが何を話しているのか分からないが、ゼルフォンは安心したようにメルタに向かって歩き始める。

ゼルフォン「俺はお前が羨ましいぜ。」

ゼルフォンはメルタの前にたどり着いた。

ゼルフォン「さぁ殺れ。」

そうゼルフォンが言った瞬間

メルタの右手がゼルフォンの心臓を貫く。


ゼルフォン「がはぁぁっ!」

そしてメルタは心臓を掴みだした。

ゼルフォンの姿が元の人間の姿に戻っていく。

 ルニャニャ「はぁはぁ、これで俺の使徒としての役目も終わりか。」


ロン「お、おい。どうゆうことだよなんなんだよこれ!!」

珍しくロンが動揺している。

はいてー。「メルタの身体がおかしいのはもちろんだが、あのルニャニャとかいうやつ、自ら。。!?」

 メルタは掴み取ったルニャニャの心臓を飲み込んだ。

ルニャニャ「へへっ。おいしくめしあがれな、ハンプティよぉ、」

ルニャニャが倒れた。


ジャッジ「ここでしょうぶありいいい!!!!

しょうしゃ!脳学!!メルタせんしゅ!!!!」

マンマ「うわーーい!おめでとーー!★」

マンマが一人で拍手している。

脳学一同は何が起きてるのか判断がついていない。

そして


バタンッ!!!!


メルタが倒れた。

右半身がメルタの姿に戻っていく。

マンマ「ジャッジー!?メルタくんは生きてるよね!?」

ジャッジ「はい!!ごしゅじん!!!」

はいてー。「とりあえずは、良かったと言っていいのか。。?」

一同腑に落ちない顔をしている。だが、

安心もしていた。

ジャッジ「それではメルタ様をそちらにおかえしいたします!!!」

映画館にメルタが転送されてくる。


 ポポ「メルタ!!!!」

目を真っ赤に腫らしたポポがメルタに駆け寄る。

ポポ「良かったぁ。。。」

メルタの胸に顔を埋めて泣いているポポ。

ロン「おい。てめえ。」

マンマ「ん???僕かい?」

ロン「ルニャニャってやつは死んだのか?」

マンマはロンにそう言われると

大笑いし始めた。


ロン「なにがおかしいんだてめえ!!」

マンマ「はっはっはっは!!!


愚問だなぁ?お前今の見てなかったの?

死んでたじゃん。これはデスゲームだよ?????
もしかして目がついてない感じの人間様!?くくくく、あーおもしろあなぁ。!!」

はいてー。「どこまでも馬鹿にしやがって!」

脳学生達が全員マンマに対し戦闘態勢に入った。


マンマ「あれあれ。。。?困るなぁ。。。」

 マンマ「メルタくんは無事だったんだ!いいじゃないか!ジャッジ!?助けて!!!」

ジャッジ「はいごしゅじん!!!それではだいにしあいにうつりたいとおもいます!!!」

一同はマンマに対して殺意を向け続けている。

 ドラムロールが鳴り響く。


ずるるるるるるるるどぇるるるるるる



ダンッ!!

ジャッジ「だいにしあいきまりましたぁあ!!!!

奈落!!空間せんしゅ!!!

脳学!!ロン&刹那せんしゅです!!!


では転送いたしまぁぁあす!!!」


シン「え、ちょっとまって、一対一の戦闘じゃないのか!?」

脳学生達はマンマへの怒りを忘れるほど驚いていた。

ロン「ちっ。。」

刹那「。。。。。」

二人は黙っている。

空間「ふっ。そういうことね。」

空間は理解してる様にそうつぶやく。

両者白い部屋に転送されていった。


 ことぴ「なぁ。どういうことや?なんで二人転送されていったんや。」

はいてー。「いや、私もわからない。だが何だ。嫌な予感がする。」

 

続く。


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