BRAIN 脳学デスゲーム編EP4 「秘密」

緊張感漂う白い部屋。

くっかはおもむろに話し出す。

くっか「お前さぁ。人じゃないどころか、やべえやつなんじゃねえの?(笑)」

ロン「何の話だ?」

くっか「はぁ…知らんぷりかよ。」

くっかは手を構える。

くっか「さぁ。殺し合いを再開しようじゃん。」

くっか「天国か地獄か選ぶのはてめえ自身だ。」

手を引き寄せる。

その途端、ロンはくっかの元へ重力がかかったように、引き寄せられていく。

ロン「てめぇ何するつもりだ!」

ドンッ。くっかの構えた手に、ロンがくっついた。

くっか「さぁ。どうしようか?」

くっかはロンの顔を睨み付ける。

ペッ!!!

ロンがくっかの顔に唾を飛ばした。

ロン「雑魚のくせにいきがってんじゃねえっていったよなぁ!?おねえさんよぉ!?」

ロンがくっかの腕を払い除け、後ろに飛ぶ。

くっか「てんめぇ、許さねえぞぉおお!!」

激昂するくっか。

ロン「せつな!刀だ!」

刹那「了解だ!!!!

武具転送魔法! 弟切草!!」

刹那の詠唱と同時にロンの手に刀が現れる。

ロン「使い慣れてねえが。まぁお前にはこれで充分だろ?」

ロンが刀を構えた。

ロン「いくぜっ。」

その掛け声と同時にロンが飛び出す!

そして刹那が詠唱する…!

 刹那「強化魔法!イカロス!!」

ロンの足に羽が生えた。加速する。

はいてー「本当に息がぴったりじゃ…優勢なのはいいが妙に何か気になるが………」

ロンはくっかの目の前に着くと刀を振り下ろす。

くっか「ははっ。厄介だ。2対1ってのはさ。」

くっかは笑みを溢しながら素早く振り下ろされたロンの刀を肩でいなした。

ことぴ「なんやねんあいつ。。あの速さの刀を肩でいなしやがった…」

そのままくっかは刀に身を反らせながらロンの体を抜けた。

ロン「なっ…………しまった!!!!」

くっかがとてつもないスピードで刹那に迫る。

くっか「ガキ。お前はこいつが居るから戦えるんだ。なら2対1なんてめんどくせことしないで「本体」を叩くのみ。」

くっかはそう言いながら刹那に目掛けて

くっか「一瞬で終わるよ。あの世でまた会おうじゃないか。

乙式術 絶。」

くっかの体から黒いオーラを纏った亡霊が無数に現れた。

ロン「させるかぁぁぁあ!!!!」

ロンは腰ポケットから素早く鍵を取り出した。

シン「まずい………これ、やばいんじゃ!!!」

ロンが取り出した鍵を右手に差し込む。

右に回した。

 ???「キンキュウキドウソウチハツドウ」

ロン「対象の攻撃をこっちへ渡せ!!!」

???「ショウニン。ハツドウイタシマス。」

刹那「だめ!!!ロン!!」

びゅうううううん!

ロンの右手が光りだした。

その瞬間

くっか「な、なに!?」

くっかの体がロンの方向に変わる。

 くっかの体から無数の亡霊がロン目掛けて飛び出す。

 直撃した。


亡霊「ウァァァァァァァア」

ロンの体を蝕むように。亡霊がまとわりついている。

すごい勢いだ。オーラでロンが見えない。

くっか「ちっ。人間にしか効かねえんだよなぁ。この術は。
 まぁ逆に良かったな。

ただ都合が悪いんじゃねえのか?」

轟音は消え

オーラも消えていく。

そこにはロンの姿はなかった。

マシンが起動するような音と共に人の形をしたロボットが立っていた。

はいてー「ど、どうゆうことじゃ………」

ことぴ「あれって………」

 刹那「…………………」

くっか「さぁ!なんとか言ったらどうなんだ!?
ロン、いや。

古代殺戮兵器!ゼノン・トイ・ソルジャーよぉ!!!!!!」

続く。



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