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well-beingと地域の繋がり

幸福度診断

well-beingに関する講演を聞いたときに「幸福度診断」というものを知り、たまに使っている。身体の健康診断を受けているように心の健康診断も受けると良い、という話だったので、無料というのもあり気軽に受けている。

well-beingとは、身体だけでなく心も健康で、社会的にも健康な『良い状態』のこと。社会的に健康というのは、社会と繋がりがある(孤立していない)みたいな状態のこと。

幸福度診断を受けて、結果を見るが、正直どうしたら良いのか分からないことが多い。しかし、身体の健康診断も、何かの値が高かったり低かったりしたとしても、その意味が完全に分かっているわけではないので、同じようなものかと思って受けている。

地域の繋がり

そして、幸福度診断の中でいつも気になっていたのが、「今住んでいる地域の人と上手くやっていますか?」「あなたの住む地域の人間関係は希薄だと思いますか?」というような項目だ。
私は今の地域には2~3年前に引っ越してきたばかりで、子どもも居らず、お隣さんの名前も知らないので

「地域での繋がりなんてあるわけない」

…と言いたいところだが、私の場合、今住んでいる地域の子ども食堂を手伝っているので、同じ地域に住む知り合いがいる。『同じ地域の人』と言われると、優しくしてくれているおばちゃんたち(スタッフ)が思い浮かぶので、決して繋がりが無いとは言えない。子ども食堂というその一点だけで「地域の繋がりがある」と言え、幸福度診断の『地域の人との繋がり』の面ではいつも優秀な結果を残せる。

子ども食堂を手伝っていると言っても、私が参加するのは月1(+α)ぐらいなので、ほんのわずかなのだが、そのちょっとした差が大きな差になっているのだろうかと毎回考える。

独身転居者の地域との関わり

私は今住んでいる地域(家)は家賃で決めたので、この地域(市)が良いと思って選んだわけではない。しかし、結果的に、この地域に住民税を払い、この市の行政のサービスを受け、市議会議員を選挙で選ぶので無関係という訳にはいかない。何年間かは住むことになるので、できれば今の地域を好きになりたいが、私のような

  • 地元ではない(知り合いが居ない)

  • 子どもが居ない(ママ友が作れない)

という人間にとっては地域と繋がるのが難しい。現在の日本では、独身世帯は3割にものぼるらしいので、このような人は決して珍しくないはずだ。そういう人たちがどうすれば地域と関わることができるのか、個人の意欲だけに任せていてはいけないだろう。