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結婚式から考えるお花の存在意義

なぜ選んでもらえたのか

結婚式という人生節目のイベント。

その大切な機会にお花を
ご依頼いただけること。

もっと大きな視点で見るのであれば
装飾としてお花を選んでくださること。

フローリストである私たちは、この点に
もっと着目し、もっと感謝すべきであると
常々想っています。

なんでお花を、その中でも私たちを
選んでもらえたのだろう?



当然だと思ったらそれまで。

レガシー産業といわれる花業界。

新しくグループを立ち上げた
わたしたちがやれることは?
求められていることは?
やりたいことは?

常にメンバー間でディスカッションしながら
デザインと提案、施工を行っています。

時代が変容する中での結婚式

消費減少、コロナによる新たなカタチ。

結婚式に対する意識の変容が見られる昨今。

それでも今でも多くの新郎新婦さまが
結婚式を挙げられています。

独立してからというもの、
あらためて「花」がもたらすことのできる
力について考えています。

言葉にするのは野暮。

式を通してわたしたちのメッセージを
お花に込めることができればと思います。

一つ言えることがあるとすれば
お花は「いきもの」であるということ。

命を扱っているという事実を
とても大切にしています。

花業界はレガシー産業でありつつも
現状いろいろな面で未熟な業界であることも
認識していて。

他業種から転身される方も多い印象で、
そういった方々とは花に対する意識が
異なるのかなと感じることがあります。

これは誰かを否定したいわけではなく
事実として。花への認識については
また後日書きたいと思います。

yui flower tokyoは想いを同じくした
メンバーが集い、活動しています。

その想いを大切にこれからも
活動していきます。

LOVE KINGDOMでの装花


シンボルツリー


先日お花を添えさせていただいた
LOVE KINGDOMでのウェディング。

結婚を経たこれからの
おふたりを象徴する、
ともに育っていくイメージの
シンボルツリーの装花です。

「命ある、生きているお花」で
おふたりを包み込むイメージで。


これから咲いていく"クレマチス"

式のその先に

式に参列された方々に、
大前提として新郎新婦のおふたりに。

心に残るお花をご用意する
ことができたのでしょうか。

時が経ち
大切な場面やふとした瞬間に
お花のことを思い出していただければ
わたしたちとしては十分幸せ。

わがままを言えばそれをきっかけに
大切な日にお花を贈ったり
日々の生活にお花を取り入れたり。

そんなきっかけ作りができたのであれば
この上なく嬉しく思います。

またどこかのタイミングで
お花を依頼されるようなことがあったら
泣いちゃうかもな。

そんなことを思いながら。

結局は自己満足の世界なのかもしれない・・・
だったら突き抜けた自己満足を。

header photography by @raitakuwahara


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