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協力すること

プロダクトマネージャーになってそろそろ3年目に入ろうとしています。2014年の4月から就職したので、そこから考えると10年目になります。

時間は経過しましたが、人と協力することが得意と思える状態には、なかなか至れないものですね。

プロダクトマネージャーになり自分が手を動かして何かを進めることを減らした分、人と協力して物事を進めることが重要になっているので、「協力する」ことについて考えていることを残しておきます。

伝え方などコミュニケーションの技術も大事ですが、より有効な方法はどんどん発見されていくものだと思います。

考え方やスタンスなど、自分自身が数年後に振り返って、文章を残しておいて良かったと思えることを目指して書いておきます。

協力する相手は人間だという前提を持っておく

仕事に対するスタンスは人によって異なる

仕事に何をどの程度もとめているのかは人によって異なります。お金であったりやりがいであったり、自分のためであったり家族のためであったり、いろんな理由を背負って仕事をしています。

できてないことはこれからやれば良いこと

人間は成長します。自分ができないことはこれからできるようになれば良いし、誰かにできないことがあってもいずれはできるようになる可能性があります。

完全にわかりあうことはできないからこそ、理解しようとすること

他人を完全に理解することは不可能で、相手の視点に立って物事を考えるぐらいで精一杯です。だからこそ相手を理解しようとすること、自分を理解してもらおうとする不断の努力が重要だと思います。

安定していないものだと思っておく

たまたま体調が悪かったり、仕事ではないところでストレスがかかっていたり、少し寝不足だったり、自分自身が安定していないのと同じ程度には他人も安定していないものだと思っています。

コミュニケーションをとるにあたって気を払いたいこと

認識を揃える

「認識が揃っている」とは、認識が揃っているとお互いに思っている状態であることが多く、実際に認識が揃っていることは基本的にないと思っています。抽象的な部分についてはこの状態を目指しつつも、具体的な部分については細かく確認をするのが良いです。

期待は明示する

「〜してください」「〜をお願いします」「〜を期待しています」これらの言葉を無しにして、何かを依頼することは難しいです。「〜はどうなっていますか?」「〜ですか?」など質問の形をとって依頼したつもりになるのは避けたいです。

異なる判断、異なる前提

感情的な側面が含まれない話題については、同じ前提情報をもとにすれば他人とでも同じ判断に至れる可能性が高いです。誰かと判断が異なっているときは、お互いの前提となっていることが同じかを確認したいです。

新たな情報に基づいて過去の判断を批判しない

仕事をしている中で、外部要因・内部要因の変化にともない、常に新しい情報は増えていき前提も変わっていきます。過去の判断が現状に即していないとしても、過去の時点ではそれが良いと判断しているはずです。

使っている言葉をよく観察してみる

使っている言葉は考えていることが現れてくるものです。自分が使っている言葉、他人が使っている言葉をよく観察することで、考えていることの違いの理解に繋がります。

とにかくポジティブな表現を使う

例えば「〜は課題ですね」「〜は問題ですね」という言葉は、それを解決することでどのような価値を提供できるかに焦点を当てて言い換えることができます。ひとつの事実からポジティブ・ネガティブ両方の解釈が可能なことは頻繁にあります。


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