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散歩するカメラ・リターンズVol.7 「国営ひたち海浜公園(番外編)」
ひたちなか海浜鉄道に乗って、阿字ヶ浦を見に行く。
この記事には前編と後編があります。そちらも併せてお読みください。
「ひたち海浜公園」は充実して満足度の高いスポットだったけど、本来の目的である「海をちゃんと見る」ということを達成出来ていないような気がする。どうしても砂浜で波と戯れたいため、海辺の近くへ行きたい。Google Mapで調べてみると「阿字ヶ浦海水浴場」まで鉄道で行けそうだ。
勝田駅を起点にして「ひたち海浜公園」へは直通のバスが出ていたが、海水浴場へは「ひたちなか海浜鉄道」という路線が出ている。
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実際に利用してみると、こちらは市民の足といった側面もあるのか、観光客だけでなく、地元の方や学生さんも見かける。
写真を撮るのを忘れたけど、田んぼの中や雑木林の合間を走るこの電車は、これぞローカル線といった感じで、なかなか趣があって楽しかった。この電車に乗るためだけにまた来たいくらいだ。個人的には「トトロ」や「千と千尋」のような懐かしい風景が舞台になっているジブリ映画が頭をよぎった。
乗車券はSuicaなどの交通系ICが使えないため「湊線1日フリー切符」というものを駅員さんに勧められた。
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「阿字ヶ浦駅」の駅舎。CMやアイドルのPVのロケ撮影で使われたこともあるそうだ。電車の車両だけでなく、駅舎も味があってかわいらしい。車両によっては、装飾されたり仕掛けがあるものもあった。
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浜辺に行くまでの道のりもいい感じだ。海が近づいているようなこのドキドキ感。
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やっとたどり着いた砂浜。水平線の何も視界を遮るものがない太平洋の海。毎日の日常の中では決して見ることがない風景だ。非日常過ぎて現実感が乏しい。リアルな海を体験したいと思って訪れたけど、もしかしたら夢だったのかもしれない。
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試しにカメラで波の動きを撮ってみる。初めて撮る被写体なので全く上手く撮れない。
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そして海から翻って背後の方を見ると木々や森のようなものがある場所が。「あれって”ひたち海浜公園じゃね?”」
わざわざ別ルートで「ひたち海浜公園」の近くまで来ていた、というオチなのでした。
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ちょっとした情報として、実は阿字ヶ浦駅からも「ひたち海浜公園」までいくバスが出ている。「勝田駅~海浜公園直通バスルート」では地方都市の街なかを走るだけなので風景に面白みはないが、「勝田駅~ひたちなか海浜鉄道→バス迂回ルート」ではローカル線の風景を楽しめるので多少不便ではあるもののこちらのほうが個人的にオススメではあります。
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