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芸能人・著名人の訃報を聞くと必ず起こる現象について
芸能人・著名人の訃報を見聞きする度に繰り返される現象がある。それは、その方が亡くなったことにより特集された番組やニュース報道を見ることにより、その方に感興をそそられてしまうことだ。
生前は全く興味がなかったり、あるいは存在そのものを知らなかったような方でも、その方の経歴や作品、エピソードなどを繰り返し特集番組で見聞きすることで、すっかり自分にとって身近な存在のようになってしまうのだ。
2022年10月に亡くなられたアントニオ猪木さん。僕はプロレスにも猪木さんにも全く興味がなかった。しかし、亡くなられた後の特集番組を見るうちに、とてもかっこいい方だったんだと心惹かれていった。
晩年はYouTubeで闘病生活を配信していることも、亡くなられた後から知った。今ではすっかりファンになってしまった。だが、まだ猪木さんが生きているうちからファンでありたかったと思う。
高齢化が進む我が国では、75歳を超えた後期高齢者となった芸能人・著名人の方が非常に多くいる。誰もが知る演歌歌手や、世界的な映画監督、今なおテレビで見かける俳優など、例を挙げればきりがない。
悲しいが、近いうちに訃報を聞くことになる偉大な芸能人・著名人は必ず現れるだろう。後悔しないよう、今のうちに、今生きている方に想いを馳せ、同じ時を生きていることを噛みしめておこう。
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