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ゆういちの一生 第49話 役立つものとムダなもの


2021年。49歳のゆういち。

オンライン化

昨年は丸一年、コロナでいろいろなことをオンラインにしてきました。会場で行っていた講座をオンライン講座にしたり、劇場で行っていた演劇公演をオンラインにしたり。学校の授業もオンラインになりました。

ここで道が分かれてきます。新たにオンラインの方へ行く人か?
これまで通りオフラインの方にいる人か?

それぞれに考え方があります。僕らがオンラインに切り替えたことにより、オフラインの人とのつながりが減ってきました。オフラインだった人がそのままスルっとオンラインになるのか?というとそういうわけじゃなかったりします。

なので、ある意味、オフラインの人とお別れをして、オンラインの人と新たに出会う必要が出てきました。

子供向けの講座をする時には、愛知県安城市の小中学校に一斉にチラシを配っていただいています。この年は夏に、ねんどの講座とインプロの講座のチラシを配っていただきました。

今回はオンラインの講座のチラシです。毎年、チラシを配ったら何日か後にどっと反応が来ます。ねんどの講座はどっと反応が来ました。キャンセル待ちが何人も出ています。

しかし、子どもインプロのチラシを配った後、全く反応がありません。申し込みが1人か2人です。チラシのリンクが上手くいっていないのか?いろいろ試しましたが正常です。お申込み自体が全く来ない。

困ります。助成金をもらって活動をしているので、各回10名以上の参加者がいないと、助成金を減らされて赤字になってしまうのです。

お申し込みがない理由がよく分かりません。チラシのイラストを変えたので「小学4年生以上なのに子どもっぽいイラストだからダメなのかなぁ?」とか。しかし、イラストを昨年と同じデザインに戻して配っても反応がありません。

そもそもチラシを取るという行動自体がオフラインだから、チラシを配るという時点でオフラインの人たちにオンラインを勧めることになって、やりたい人に情報が届いていないんじゃないだろうか?とか。
反応がない何か月間か、憂鬱な日々が過ぎていきました。

冬にもチラシを配りましたが、全く反応がありません。

日本に目を向ける

そこで、もうチラシ配りに見切りを付けました。オンラインが好きな人はオンラインで声をかけるべきだ。インターネットで講座の情報を流し、参加者を探しました。

そうすると少しずつ、集まってきました。日本中から。本当はオンラインなんだから愛知県以外の人も参加できるはずなのだから、初めからネットで募集すればよかったのです。

講座に集まる子たちが、愛知県以外の子が増えてきました。同じ日でも各地によってお天気が違ったりするのが楽しいです。またいろんな方言の子がいるし、同じことでも違う捉え方をする子がいて、広がりが出てきました。

日本には47都道府県あるし、日本は愛知県だけじゃないのに、愛知県に意識が留まっていたのは僕の方でした。愛知県にチラシを配っても反応がなかったことで、目を日本中に向けることができました。もし、今までと同じように反応があったら、日本に目を向ける必要がないのだから、この広がりを経験できなかったでしょう。

世界に目を向ける

PAOという講座で中学生の子に言われました。
「ゆういちは本格的にユーチューバーになった方がいいと思う。」

そして、さよには
「50歳になったら、50歳のユーチューバーとしてやってみたら?」
と。

確かに、今は引っ込めていますが、2016年くらいにしばらくの間
毎日YouTubeに動画を上げていたことがありました。ユーチューバーやりたかったのに「今更やっても遅いわ」「そんなの誰も見ないわ」みたいな声を聴き、やめたのでした。

今はもう、結構な人がやっていて、これからもどんどん増えるでしょう。僕らの俳優や講師の世界は多分そのうち誰もがやっている状態になるでしょう。今更って言っていると、今更今更でどんどん先になって本当に遅い人になってしまう。

それもあり、50歳から、ゆういちはユーチューバーになります!

ムダなものに目を向ける

頭に浮かぶ言葉があります。

「そんなことやって何になるの?」
「そんなもの誰が見るの?」
「それでいくら稼げたの?」

パッと分かりやすくすぐに成果が出ないことがたくさんあります。
多くの人はこれらの言葉を発して途中でやめます。
これらの言葉を言われてもやり続けた人、だけが見ることができる未来があるのだと思います。

ゆういちの一生

この年から、この「ゆういちの一生」をやり始めました。僕の一生を一週間に1歳ずつ紹介していくラインメルマガです。毎週土曜日の19時にメルマガを配信し、20時からはYouTubeで生配信をします。

配信の形式は、中田敦彦さんのYouTube大学がお手本です。ホワイトボードにトークテーマを書いておいて話します。

この「ゆういちの一生」でいろいろなお話をしてきました。そして、今日がその最終回です。

「こんなの誰が読むんだろう?」
「こんなの誰が喜ぶんだろう?」

という疑問を持ちながら、でもやりたいからやってみました。

そしたら、
読んでくれる人がいました!
見て喜んでくれる人がいました!
毎回、YouTubeにコメントくれたり、ラインに感想くれる人がいました!

嬉しいことです。
YouTubeの生配信も、初めの頃はネタ配信をしていましたが、だんだん時間的に難しくなって、ただ話すだけになりました。

しかし、僕の普通の人生を、ただ書いて、ただ話す。
それを喜ぶ人がいる。
これが最高ですね。

ただやったことで喜ばれる、
つまり、存在しているだけで喜ばれる

そのままの自分を認めてもらえたことで
自己肯定感が上がりました。

なので、この「ゆういちの一生」を楽しんで読んでくれている方、
YouTubeにコメントくれる方、
ラインに感想くれる方、
特にアクションなくても、見守ってくれる方、
みなさん、すごく良いことをしました!
人助けに近いものがあります!

みなさま、ありがとうございました!

おしまい!

今日はここまで。
ご覧いただきありがとうございました。

続きは…

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