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ゆういちの一生 第45話 欠けたボクらのファンファーレ

2017年。ゆういち45歳のお話。

欠けたボクら。

昨年から毎月インプロの公演をしようと続けていた月イチ即興公演、3月の最終回のタイトルは「欠けたボクらの始め方」。

月イチ即興公演のチラシの月が欠けていることや、終わる時に「始め方」とつけるネーミングのセンスが素晴らしい。考えたのはさよです。

僕は「自分たちの欠けたところを活かしていきます。」とパンフレットには書いたけど、それは、その時の公演で完成したとかではなく、そこからこの考え方をスタートさせて今も続けているのだと思います。

欠けたからだ。

この頃のブログに「僕はアスペルガーなんじゃないか」と書いています。
自分が教える学校などでも、授業の際に、生徒に対して「自分が発達障害のグレーゾーンっぽい」と話し始めました。尿道下裂のことも話し始めたのもこの頃あたりだと思います。

例えば「僕は膀胱炎になりやすいから、授業の途中でトイレ休憩をもらうね。」と伝えてみたり。
こうやって自分からオープンにして、協力をあおぐ。

住むところを探して。

さて、僕は、京都で生まれ、保育園の頃は滋賀県で育ち、小学生から高校生まで香川県で育ち、大学からは東京に住み、今は愛知県に住んでいます。

じゃあ、この後一生、愛知県に住み続けるかというとそうじゃなさそうな気がします。なので、この頃から、今住んでいる愛知県を満喫しようと考え、愛知県やその付近に遊びに行くようになりました。

誕生日に愛知県の知多半島を旅行したり

農業センターでしだれ梅まつりを見たその日に…

東谷山フルーツパークでまた梅を見たり。

リトルワールドは、年に最低1回は行っています。

演劇イベント

公演は、月イチ即興公演が終わり、今度は「シアタースポーツ」というインプロのイベントを開催しました。シアタースポーツというのは、4名くらいの編成のチームがインプロで対戦するというものです。

東京でインプロを学び始めた時によく開催されていたのですが、今は国際ライセンスを持っているので自分でそのイベントを主催できるのです。

出演者を募集したところ、たくさんの人が応募して、出演してくれました。

そこから、まねきねこの研修生になった子たちもたくさんいました。中学生から大学生くらいまで。女の子が集まるとアイドルみたいな感じでよかった。

そういえば、インプロのアイドルグループ作りたいなーとか言いつつちゃんと作れていないですね。いつかできたらいいなぁと思います。

しかし、演技もインプロもやったことがない人が半分以上いて、公演までの準備期間が3か月、週1回程度しか練習できないというのもあり、良い公演だったかというと、回によってばらつきがあったのが良くないところ。本当は、舞台は選ばれた人が立つべき場なのに、応募してきた人全員を出したところが良くなかったなぁって思います。

そして、なぜか、チームを組んでも必ず誰かもめる。もうこのメンバーとやりたくないって言いだす人が毎回いるんだけど、大人なのに。そこが本当に難しかった。そこがインプロの大切な部分だけど、それを教えることが全くできていなかったんだろうなと思う。反省です。

子どもたちのシアタースポーツは何年も前から講座でやっていましたが、その様子をネットで知って、企業の方からご依頼をいただきました。たくさんの子どもたちにインプロを教えて、チームを作って。最後はホールで発表するという。

子どもたちはめちゃくちゃ元気で、前向きで、魅力的で。

このような活動の時に大変なのが、子どもたちよりも、大人たち。大人のスタッフさんや保護者の方にインプロの考え方を理解してもらうことが大変。

やはり、今までになかった考え方だから理解が難しいのだけど、
・自分の子供に過保護な関わりをしたり、
・子どもたちを怒鳴ったりしてしまう大人。

まず大人にインプロの僕たちの考えを理解してもらうことが必要で
それが上手くいかないと、結局、しわ寄せは子どもたちに行ってしまうのです。

この頃、キングコングの西野亮廣さんが「革命のファンファーレ」という本を出版し、僕とさよはその出版記念パーティーへ行った。この辺りから、いろいろ考え方も変わった気がする。未知の所に踏み込んでいくことが大切だということがまず一つだったと思う。

この年のブログに、こんなことを書いていました。

「僕は欠けたところを活かすどころか
恥じ、隠し、認めていない。
自分で自分の欠けたところにOKをだしていない!

普通の人や素晴らしい人のように見せかけても
どうせバレている。
そして他人にはなれないのです。

この欠けた自分でいくしかない。
いいかげんあきらめよう!」

おしまい!

今日はここまで。
お読みいただきありがとうございました!

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