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ジャニオタ腐女子の婚活

さて、今回は2003年当時、自分がしていた婚活について語っていきたいと思います。

私が亀梨君、仁亀、KAT-TUNに真っ逆さまに堕ちてしまったのは25歳の時。今の40代の私から見たら、まだまだ若いですが、当時の自分的には、社会人としてもう新人ではなく、かといってベテランでもないかなり微妙な時期でした。

しかも私が大学を卒業し社会人として働き始めた時は、2000年に大ヒットした月9ドラマ「やまとなでしこ」で、主演の松嶋菜々子さんが

「女の高値は27歳、それを超えると値崩れする」

と、今なら大問題になりそうなセリフを言い放ち、女は若いうちに結婚して子どもを産むのが一番!という価値観に、まだまだ強くとらわれていた時代であり、かくいう私も、また私の家族も、そういうものだよねと、特に違和感を感じることなく暮らしていたんですよね。

とは言え私、カクヨムの別エッセイ「腐女子道」に書いている通り、デブ、地味(ブスという言葉は自分にも人にも使わないと決めております)、腐女子、髪は剛毛、オタク、年齢=彼氏なしな女でしたので
何もせず待っていても、男が勝手に寄ってきて結婚できるわけではありません。

母と父は、20代になっても一切色気のある話のない娘を心配していたのでしょう。母は、婚活という言葉が広まる前から私をリビングに呼び出し

「いい、あんたにとって結婚は就職活動なの!うちはあんた達の大学費用があまりにもかかりすぎてお金もないし、独身でずっといるあんたを養ってく余裕なんてないんだから、絶対に結婚して家出てもらわなきゃ困るの!」

と言い聞かせられ、父からは

「30までに結婚できなかったら実家から出て行ってもらう!」

と言い渡されていたのです。  

ここまで読んだ方の中には、働き始めてたならお金ためて1人暮らしでもすればいいじゃんと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の職業は、完全歩合制でして、とても1人暮らしなどできるものではありませんでした(まあシンプルに家大好き人間で一人暮らししたくないってのもありましたが)
しかも職場は女性と子どもちゃんだらけで男なんてほぼいません。

そんな中、私の初めての婚活が、まさにジャニオタに滑り堕ちた25歳の時のお見合いでした。

これは私がお世話になっている先生が紹介してくださったお話で、実は当時の私の職業は楽器店のピアノ講師だったのですが、先生は、ピアノ講師で食べていくのがどれだけ金銭的に大変で出会いがないか知っているので、適齢期の生徒さんに時々お見合いを斡旋してくれていたのです。

そしてその時紹介して頂いた初めてのお見合い相手が、小柄で少し影のある私の超タイプな美形で  うっそー!お見合いでこんな人と出会えるなんて私ラッキー!と思ったのですが、とにかくその人、全然喋らなかったんですよ。

アニメが好きで、アニメの事や好きな声優さんについては話まくるんですけど、他の事はあまり喋らず。一応デートには誘ってくれるものの、会うと私が質問して喋りまくらなきゃいけないことに疲れてきてしまった私は、結局自らお断りしました。

母には、あんた!喋らなくったって優良企業で見た目いいんだから贅沢言ってんじゃないわよ!と言われましたが、私も当時は25だった事もあって、まだまだ大丈夫っしょ?みたいな甘えもあったんですよね。

しかしそこから私は、婚活とはそんな甘いものではないことを、8年かけて知っていくことになるのです。

というわけで、下記のリンクに続きます。





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