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ジャニオタ腐女子の婚活⑦

さて前回、推し活は、インドア派BLオタク腐女子だった私にとって遅くきた青春。婚活は、年齢=恋愛経験0彼氏なしで生きてきてしまった私にとって修行だったと書きましたが

あくまで私の見解として、やはり婚活と恋愛って違います。
多分恋愛って付き合い始めるまでも、彼!私のこと好きになってくれるかな?みたいにドキドキしたりなんだり、色々なドラマがあると思うんですよ(恋愛経験ほぼないので少女漫画の受けうり)

でも婚活って、最初から結婚相手を探すぞ!なテンションで会うので恋愛という感じではないんです。だから実際相手から振られた時も、勿論ショックではあったのですが、失恋したってよりも結婚相手に私は採用されなかったのねという捉え方で
正直4人中3人は、別れることになっても、やったー!とスッキリするか
採用試験落ちた、次頑張ろう!な気持ちになるくらいなもんでした。

しかし実は婚活中1人だけ、別れた後その人を思い出して泣いてしまうくらい心に残った人がいまして、今回はその彼について話していきたいと思います。

彼に出会ったのは、血便の末別れた方の数ヶ月後くらいで、出会いは結婚相談所ではなく、友人に誘われて行った婚活パーティーでした。

婚活パーティーとは、ホテルの会場で、2.30人くらいの結婚したい男女が集まるパーティーなんですが、これ結構面白いんですよ。

まずは結婚相談所と同じく、渡された紙に自分の職業やら趣味やら色々書いていき、一人一人に番号札が渡されます。
その後、円を描くように並べられた白い長机に、男女が向かい合って座り、確か3分くらいだったかな?最初に書いた紙を参考に目の前の男性と話し
チーン!と鐘が鳴ると、フォークダンスのオクラフォマミキサーのように男性が移動して、次の男性と話すんです。

それを何回も繰り返した後自由時間になり、それぞれ気に入った方と話しに行き、最後にいいと思った異性の番号を書きます。
番号が男女共に一致すると、司会の人が、何番と何番!カップル成立!みたいに発表するという、たまにTVでやってるネルトン(若い方ネルトン知らないかな)やお見合い番組みたいな感じなんですよね。

その日、初めて参加した本格的な婚活パーティーに圧倒されながら
自由時間、男性にモテまくっている友人の姿を手持ち無沙汰で眺めていた私に話しかけてきてくれたのが彼でした。

彼は地方公務員でピアノが趣味らしく、ショパンエチュードの話しでちょっと盛り上がったのですが、背が高くガッチリめで、顔は劇団一人さんを爽やかにしたような濃いめな顔で
私は、どちらかといえば細身でサッパリ顔が好きだったため、今まで散々好みのタイプでも性格合わなきゃ意味ない経験をしてきてるにもかかわらず、彼の番号書かなかったんですよ。

そしたら彼が、パーティー終わった後私のところに来て
「今日じゃなくていいので、また別の日に二人で会いませんか?」と言ってきてくれて、メール交換だけして、結局その日は別れたんです。

で、後日彼からメールが来て二人で会ったんですが、彼はとにかくとても優しく紳士的で、一緒にいて居心地もよくてですね。

二人で食事したり、居酒屋やカラオケ行ったり、その度に全部奢ってくれて(何度も言いますがオタ活婚活で金欠だったので奢ってくれるとすぐ好印象抱くチョロい女でした😅)

さすがに私も毎回は悪いなと出そうとしたら、1000円でいいよと、明らかにこのお店二人で割り勘したらそんな安くないよね?な値段を言ってきて、私に気を遣わせないように一応私の申し出を受けてくれて本当にいい人だなあと思ったのを覚えています。

しかも当時私先輩に誘われて、二台ピアノのコンサートに出演したんですが、場所遠いのにわざわざ花束持ってコンサート観に来てくれたりして
何度か会ってデートを重ねていくうちに、私も当然この人かも!と思っていくわけです。

だけど色々話しを聞いていくうちに、実は彼の家が土地持ちで、先祖代々続いている旧家だってのがわかってきたんですよね。

母親に無理矢理お見合いさせられそうになったから、自分で探すって言って婚活パーティーに参加したんだと笑いながら言っていて
大変な家っぽいなと感じつつ、自分はそれでも彼がいいと思っていました。

しかし、あれだけ結婚しろしろと私に言ってた母が、結婚したら絶対苦労するからその人はやめた方がいいと反対してきたんですよ。
実際旧家に嫁いだ友達いるけど、旧家ってのは、家柄とかしきたりとか考え方が普通の家庭と全然違う

「あんたなんかに旧家の嫁が務まるわけないでしょ!」とまで言われて

「そんなのやってみなきゃわからないじゃん!」と私もムキになって母に反抗しつつも

私自身、結婚式は2回やることになるとか、お盆は本家だから親戚が集まって忙しい話しや、その集まる親戚の中に政治に関わってるような人がいるのを聞いたりして、正直怖気付いてもいたんですよね。

だけど今まで何人も会ってきて、ようやくいいと思う人に出会えたのに、この先婚活頑張ったからって彼よりいいと思える人に出会えるのか?とか
いやでも結婚は一生の事だから冷静になった方がいいとか、色々考えだしてしまって

結局どんなに考えても答えが出せなかった私は、楽器店に就職した当時から今もずっと親しくしていて、大尊敬している先輩先生に相談しました。

そしたら、その先輩が、地元に凄い有名で当たる占い師さんいるから行ってみたらと言ってくれて。

いや、これ読んでくださってる方はいきなり占いかよ!と思うかもしれませんが、その先輩って、本当に自ら努力して行動して道を切り拓いていく凄く尊敬できる方なんですよ。

そんな大好きで尊敬している先輩が、昔悩んでいる時に見てもらって良かったと言うのなら間違いないだろう!と思った私は、初めで本格的な占い師の元へ行く決意を固めたのです。

そんな訳で、その占い師さんの話しも含めて次回に続きます。


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