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ジャニオタ腐女子の婚活⑥

前回、結婚相談所に入り本格的に婚活をはじめたところまで書きましたが、思えば29歳から32歳は、仕事、婚活、推し活、家の事情、全てが目まぐるしく怒涛の日々でした。

仁亀・KAT-TUNオタクとしては、この間に赤西君が留学から帰ってきて、仁亀万歳!KAT-TUN万歳と歓喜に満ちたオタ活をしていたら二年後赤西君脱退。振り返ってみると推し活は、喜びも悲しみも全部含めて、私にとって遅く来た青春だったのかな?と思ったりします。
しかし婚活は、常に自分のペースで生きてきてしまった私にとってまさに修行でした。
さて、その修行的な婚活について続きを書いていきます。


結婚相談所に入り、写真を見にいかず誰にでも会いに行く、数撃ちゃあたる方式に変えた私ですが
いっても実際会ったのは、29歳から32歳までの4年間で、婚活パーティーや友人の紹介なども合わせて大体12人くらい?
その中で、何度か会ってお付き合いに発展したのは、夫抜かして4人。
仕事が忙しい時期や、もう疲れた!無理だ!と婚活休んでた時期もあったので、改めて数えてみたらそんな多くもないかな?とも思います。

ただ、こういう婚活話しでよく、会ってみたら凄い変な人だったという話し聞きますけど、自分の場合そこまで変な方には会ってないんですよ。

そりゃ思った以上に太ってたとか、髪の毛が薄かったとかありましたが、そんなものお互い様ですしね。
ちなみにお付き合いした4人のうち3人は私から無理だと思って最終的に断ったのですが、髪の薄い方だけは相手から断られました。

彼は顔はすごいタイプで、しかも毎回いいですと言っても奢ってくれて(30過ぎて割り勘じゃなく奢ってもらうなんてという考えもあるかもですが、婚活オタ活で金欠だった私は正直有り難かったです😅)

しかし、この人優しいしいいかもと、ちょいとばかり素を出しはじめたら途端に振られました。
今日も楽しかったですとメール送ったら、悪いけど自分は唯さんとは合わないと思うので今日で会うの最後にしましょうと返信がきて、そりゃショックでしたよ。

ここで私は、本当の素は結婚できるまで決して出してはならないと学びました。
ですから、夫と出会い付き合うようになってから結婚するまで、私は彼がデートに遅れて来ても、全然大丈夫だよ☺️とか言っちゃう、奥ゆかしく優しい女性を演じきりましたよ。

て前置き長くなりすぎましたが、変な人はいなかったと言いつつ、その中で唯一、血便が出るほどストレスになった方のお話をしたいと思います。

その方は、私が写真見るのやめてから初めて会う方だったので、一体どんな方が来るのか、今まで以上に緊張したのですが、初めて会った時、ラッキー!と思ったのを覚えています。

彼は所謂美形ではないものの、非常に細身でサッパリとした顔の、私好みの小綺麗で小洒落た青年だったんですよね。

ただね、自らがお洒落な方って、当然ですが相手にもそれを求めるんですよ。
残念ながら私は、自分の趣味で服選ぶとなると、派手すぎるだろな大きな花柄やら奇天烈な模様、なぜその色?みたいな渋茶色の上着を選んでしまうような人間で、婚活ブログで、相手の男がダサすぎだったとか書いてあるの見ると身につまされちゃうタイプなんです。

ですから当時は、ファッション誌や母の意見を参考にして、彼と会う時はなるべくシンプルだったり、フェミニンなワンピースやら着て会うようにして、私なりに相当頑張っていました。

でもその方と会う回数が増えて本格的に付き合ううちに、マニュキュア付けないの?とか、お勧めの香水とか言ってくるようになり

「はあ?香水つけて欲しいならてめえが買って渡してこいよ!こっちは洋服代と結婚相談所代だけでいっぱいいっぱいなんだよ!」と思ったり

「マニュキアはつけてテンション上がってる女の子見るのは好きだけど自分はつけたくないんだよ!いちいちおとしたりするの面倒だからな!」みたいな気持ちになってきちゃって。

多分ね、私が女子力なさすぎて彼と合わなかっただけで、普通に女子力ある子なら彼で大丈夫だったと思うのですが、私はどんどん辛くなってきてしまったんですよね。だけど見た目はタイプだし、どうしようと友達に相談したら

「爪のお手入れや香水は女の子なら普通でしょ!」とか言われて

そうだよね!私が女子力ないのが悪いのよね!むしろ彼といたら女子力あがると思って頑張った方がいいよねと、その子に香水安く売ってるショップに連れてってもらって買ったりして(ドンキホーテだったかな?)何ヶ月か正確には忘れたけど、私にしては結構長く付き合ったんですよ。

しかし、その間私は精神的なストレスから、珍しく食欲すらなくなりみるみる痩せていきまして、職場の講師仲間には

「唯先生彼氏できたでしょ!凄い痩せたし身体のライン全然違う!」

とキラキラした感じで言われたんですが、実はその頃には私、血便出始めていたんですよね。

あと、当たり前ですが付き合うの長くなってくると、キスやらなんやら、もう30代ですからするじゃないですか。
で、ついに彼の家に誘われた私は、この年で経験ないって引かれるよな?と思いつつ、正直に話したんです。そしたら明らかに引きつつも、まあでも大丈夫みたいな感じで言われて

私ね、正直腐女子的欲望は強いけど、好きな人や推しに抱かれたいという欲は凄く薄いんですよ(想像しても推しの場合特に、私相手じゃ申し訳ないとしか思えないんですよね。いや、健康的なファンの方からしたら、腐女子的妄想小説書いてた事の方が申し訳ないだろ!なんですけどね)

にもかかわらず、大して好きでもない、今既に血便出てる状態で付き合っているこの人とやったら私ストレスに耐えきれず死ぬんじゃないか?と本気で思ったんです。

結局その後紆余曲折を経て、下痢だなんだと誘いを断り別れを決めた私は、今まで頑張って着ていたフェミニンな服ではなく
一度着て行ってあまり好きじゃないと言われた、お気に入りの奇天烈模様な服を着て彼に会いにいき、なんだかんだ理由を述べて別れました。

ちなみに夫はね、私が、引くかもだけど、私30過ぎなのに今まで経験ないんだって言ったら「全然引かないよ、それだけ自分を大切にしてきたってことじゃん」とか言ってくれて、ヤン!この人カッコいい😍ってなったんですよね。
今やあの頃の夫と今一緒に暮らしている夫は同一人物?と思ったりしますけど、まあ人間てのはお互い変わっていくものですから。

とにかく私が言いたいのは、自分とは合わないと思ったら無理をしてはいけないという当たり前のことです。
私もついつい、もう30だし、彼の見た目は好みだし、優良企業だし、私が女子力なさすぎなのが悪いかもだしとか色々思ってしまったんですけど、無理なもんは無理だし長引かせるだけ無駄なんですよ。

ただ、彼と付き合っていたのが、丁度30から31になる時期だったので、結局私は30過ぎても結婚できず、父と母が私に提示していたタイムリミットを過ぎてしまいました。

父と母は、私が彼と別れたことにガッカリしながらも、ちゃんと婚活必死にしてる姿を見ていたからか「よし、33歳まで伸ばしてやろう!」と言ってきまして(祖父母の介護も更に認知症が進んで大変になってきていたので人手も必要だったんですよね😅)

とりあえず私の、結婚しなきゃいけないタイムリミットは無事のばされたのです。

そんなわけで、次回は婚活に悩み占い師の元へ行った話しと、別れた後、唯一私が泣いた方について話したいと思います。



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