見出し画像

2次元と3次元腐女子の違い

簡単に説明いたしますと

*2次元腐女子=小説、漫画などに出てくるキャラクターの男同士に滾る方々。
*2.5次元腐女子=小説や漫画が、舞台化ドラマ化映画化し、そのキャラクターを演じた俳優さん達に、あくまでもそのキャラクターの男同士として滾る方々。
*3次元腐女子=実在するアイドルグループ、バンド、芸能人の男同士に滾る方々。

と、考えていただけるとわかりやすいかと思います。

二次創作や同人誌という言葉は、オタクな方々なら皆知ってると思いますが
実は「絶愛」の尾崎南先生や「大奥」「きのう何食べた」のよしながふみ先生は、少年漫画の二次創作から漫画家としてデビューされていて、そういった方々実は結構沢山いらっしゃるんですよね。

とはいえ、腐女子はBLとして描かれていない少年漫画や少女漫画の男同士も勝手にCP(カップリング)して二次創作してしまうので
前にとある漫画の原作者様が、自分の描いた作品をBLに二次創作されるのは嫌だ!と、作品の名を伏せつつ胸の内を語ったことで、一時期2次元BL界隈が騒然としたこともありました。

その他、「風と木の詩」の竹宮恵子先生が二次創作について意見を述べていたり
https://www.bengo4.com/c_23/n_9230/

このように、2次元や2.5次元の二次創作は、BLも含め色々議論されているものの、あくまでもフィクションのキャラクターであり実在はしていないので、ある程度スタンダードだと思うのです。

しかし、私が転がり落ちてしまった3次元は、その人達が実際に存在し活動しているわけですから、当然、タチが悪いと言われても言い訳できないジャンルでした。
そのため3次元で二次創作をする場合、クイズ制、請求制と、その世界を好む方々以外入ってこれないように、非常に厳しくマナーやルールが決められています。

幸い私のサイトは細々サイトだったので、見つけられることはなかったのですが、当時の人気サイト様は、ファンの方々に、気持ち悪いこと書いてるんじゃねえ!と突撃されたり、2チャンに曝され閉鎖や休止に追いやられることが多々ありました。

それでも、3次元の二次創作を書きたい!読みたい!という欲望は抑えられないのですから、本当にこちらも、本人やファンの方々に申し訳ないとしか言いようがありません。

で、サイトを請求して頂くにあたり、なぜ私達は人に知られないように活動しなくてはいけないのか?その理由を述べなさいという項目を、私も含め設けている方々が多かったのですが

本人達は勿論、一般のファンがもし、自分の推し達を勝手に恋人にし、ホモ扱いしているのを見たら不快になるから、という主旨の内容を書いて請求してくださる方々結構いらっしゃって、私もそう書いて請求してくださる方達に、自分のサイトのurlを送っていました。

ただ、当時私が三次元二次創作をしていた頃から早17年近く経ち、性的マイノリティに対する考え方もだいぶ変わってきたように感じます。

最近、創作小説投稿サイトで、実際にゲイの方と交流させていただくようになり、ホモやレズという言葉が実は差別用語だということを知りました。

そうすると、推したちをホモ扱いされたら、腐女子ではないファンが怒るのは当たり前だ!という理由は偏見や差別に繋がるのではないか?という疑問も私の中で生じはじめたわけです。

例えば、ドラマで好きな女優や俳優が共演した時、この二人付き合って欲しい!結婚してほしい!とTwitterで呟いたとしても、特に問題なく受け入れられますが

同じアイドルグループの男のメンバー同士や、BLドラマで共演した俳優同士を、この二人本当に恋人になって欲しいな!いっそのこと結婚してほしい!なんてTwitterで呟いちゃった日には、めちゃくちゃ批判されます。

実際美しい彼で共演した二人の俳優さんに、そのような発言をした方々は、もの凄く批判されていましたし、嫌悪感を露わにするファンの方も多々いました。

勿論、結婚してほしい!恋人になってほしい!と呟くのと、二次創作で本当に彼らの名前を使って小説や漫画を書くことは、行為の重さが全然違うので、並べるのはおかしいのですが

異性愛も同性愛も自由だとなった時、男同士だけ特別視して、本人もファンも不快になるから駄目とするのは、私の中で理由にできなくなったのです。

ではなぜ、3次元の二次創作は人目に触れないようにしなくてはならないのか?

同性同士にしても男女にしても、実際付き合っているにしても、付き合っていないにしても、プライベートを勝手に妄想されるのは、大抵の人間はいい気持ちじゃないことは確かです。

私達は彼らに嫌がらせをしたくて二次創作をしているのではなく、好きすぎる衝動を抑えられず、書いたり読んだりしてしまっています。
ならばせめて、本人達が不快になる可能性がある作品は鍵をつけ、同じ趣味の方以外簡単に読めないようにするのが、ファンとして最低限のマナーなのではないでしょうか。

また、ありもしない推し達の妄想物語を、実名を使って漫画や小説にして公開したりコミケで売ることは、もし推し達や事務所に訴えられたら、名誉毀損で損害賠償を払わなくてはいけなくなる可能性がある行為です。

これは2次元の二次創作も同じで、当時二次創作の在り方について分かりやすく解説したサイトの管理者様が、著作者が法律的に訴えず目をつぶってくれているから私達は活動ができているのだという説明をしてくださっていて、3次元も2.5次元2次元も、結局そこなんですよね。

正直、難しいことはあまり考えたくない。ただ好きなことを楽しみたいというのが本音なのですが

やはり二次創作をする時は、ファンとしてのマナーという道徳的な観点と、著作権法の規定に引っかかるかもしれない、名誉毀損にあたるかもしれないという、法律的な観点を持たなくてはいけないのかな?と今は考えています。

というわけで、なんだか小難しいことをツラツラと並べたててしまいましたが、次回は私が三次元の二次創作にハマったきっかけのバンドについて語りたいと思います。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?