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今日の"結" 2024年1月13日(土)

今日の結・しぶやは、3団体とプロボノ(社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや経験を活かして取り組む社会貢献活動)に取り組む企業人3名による対話の1日になりました。

午前中は、つながる菜園プロジェクトの佐々木さんと荒島さんが来訪。幡代小学校で取り組んでおられる学校菜園をモデルに、実現までのステップやポイントをまとめた虎の巻を作ることで、他エリアでの導入・実現を後押しするプロジェクトのお顔合わせです。
プロボノとして関わってくださる社会人ボランティアTさんの関心は次世代への教育。つながる菜園さんの今後の活動の方向性、目指す先とご自身の興味に見事に重なりがあるということで、終始大盛り上がり。
今後も力強く協働いただけそうです。

実は教育に関心があって仕事でも・・・!とプロボノメンバーとも意気投合。
打ち合わせ終了後に激写した表紙写真からは、出会いへの感謝、充実感が表れています。

同じ時間帯の隣では、「自由に、もっと楽しく、音楽と美術をツールとして、子供たちに新らしい自分を発見してほしい」と子どもの豊かな感受性や多様な表現を応援されているSky and Ground for art&music の尋木さんのお話をお伺いしながら、取り組みを進めていく上での課題整理をお手伝い。
この場面には、色々なNPOや地域団体の課題解決にプロボノとして取り組んでこられた社会人ボランティア三塚さんにご協力いただきました。

尋木さんは、団体活動と並行をして不登校の子供たち向けの子ども食堂「こよみ」の運営もスタートされるとのことで、その意欲的な展開が素敵ですね。

演奏をしてくださる芸術家の方をどのように募集すると良いか?プログラムの提供先ターゲットを絞った方が少数精鋭の現体制にマッチしているかな?など、
対話の中に課題や解決策を探っていきます。
「1回のお話でここまで広がっていくんですか?!ちょっと思ってもみなかったです」と正直な感想をお話しいただきました。

午後は、漫画、映像などのアートコンテンツを入り口に、年齢や障がいや国籍などの垣根を超えて、誰もが先生にも生徒にもなれる。普段の学校では教えにくい、教えられないことを学べる”ユニバーサルスクールを作りたい”、という目標に向けて活動されているあーすりんくさんの課題整理。
こちらにはプロボノ経験10年以上の須藤さんが参加くださいました。
子どもテーブル、マルシェ、コンテスト・・・と多様な活動を広いネットワークをいかして取り組まれている様子を聞きながら、言葉の解像度を高めたり、この先の目指す姿を問いかけたり・・・。
2時間のラリーの最後には、「まずはここからですね!」と納得感を得てお話は終了しました。

「誰もが先生で生徒にもなれる。いろいろな状況、環境の人たちも受け入れられる活動にしたい。」と語る、あーすりんくさん。

夕方からは東京にも雪が降る冷え込み厳しい日ですが、「学校菜園を広げていきたい」「音楽と絵画のダブルアプローチで子どもの感性を豊かに広げていきたい」「アートの力で生きづらさを感じている人の力にもなりたい」など、三者三様の目標のもとにポジティブに活動されている熱量と、その思いに寄り添う優しいコミュニケーションに溢れた結・しぶや内はとても温かい1日でした。

貴重なおやすみの時間をそれぞれに持ち寄り、協働いただいた団体と3名の企業人ボランティアの皆さま、本当にお疲れ様でした。

結・しぶやでは、子ども・障がい・高齢・生活困窮などの分野別の支援では対応しきれない課題に取り込もうとされている団体の運営上の課題の言語化、優先順位づけの整理などをお手伝いする機会を今後もご用意していきます。ご関心のある団体の方は、ぜひ、一度お気軽に見学にお立ち寄りください。

[コミュニティマネージャー 岡本(認定NPO法人サービスグラント)