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ヨーロッパ(ローマ)が一番重要?

私はカトリック教会の信徒です。
でも、2年前まではプロテスタントの信徒でした。
さまざまな事情と信仰的な事情があり、カトリックに改宗したので、そのことについては何も後悔はないのですが、実はよくわからないこともあります。
カトリックのことはまだまだ無知なものだから…

カトリック全体をまとめているのは、言わずと知れたローマ(バチカン)。
教皇フランシスコのいらっしゃるところです。
ローマは重要な巡礼地でもあるそうですね。
私はYouTubeでたまにバチカン(公式)の映像を見ることもあります。
言葉はわかりませんが、ミサだったりしたらやってることは同じなので大丈夫。

ただ、まだまだよくわからないことがあります。
なんでローマが一番重要な土地なのか。
なんでローマの司教(教皇)が一番なのか。
(きちんと歴史を学んでいない私が悪いのですが)
私はプロテスタント育ちなので、一番重要な土地はイスラエルだと思っていました。
なぜならあの辺りでキリスト教が生まれたから…
言語的にも同様に思いました。
カトリックではラテン語を重んじていますが、聖書はヘブル語やギリシャ語で書かれている。
もちろんラテン語も関係ないわけではないですが(ユダヤはローマの支配下にあったわけだし)、聖書の原典はラテン語ではないです。
そのへんが謎でした。

プロテスタントで恐らくみんなが行きたがるのは、圧倒的にイスラエルだと思います。
私も学生時代に行きました(観光気分でしたが)。
もちろんカトリックの皆さんにとっても大事な巡礼地でしょう。
でも、なんだか、むしろヨーロッパの方が大事、という風に見えてしまうのです。
ここがプロテスタント出身の私には不思議に感じるところですね。
そもそもプロテスタントの信徒にとっては、聖書が最も重要なものであって、どこの土地が大事、とはあまり感じていないのでは…とさえ思ってしまいます。
プロテスタントはことさら「巡礼」を勧めないし、「巡礼」という概念も薄いと思う。

国、といえば、私が育った教会には宣教師の牧師がいませんでした。
その点では「他の国のことは何も知らない」という少々残念なお育ちでもあります。
この点はとても残念ですね。
でも通った大学には宣教師の牧師や信徒宣教師がいました。
今にして思えば、日本に来てくださってありがとう。
日本のために尽くしてくださってありがとう。
この感謝の気持ちがなく、困った子どもでした。

新入りカトリック信者としては、とにかく勉強ばかりの日々です。
なんでローマが大切なのか、もっと学ばないといけませんね。
確かバチカンにペトロが葬られた…という伝承があるとはどこかで読んだ気がしますが…
カテキズムだけでなく、ちゃんとカトリック教会の歴史の本を探さなくては。
プロテスタントだった私は、教会の歴史は宗教改革以後500年しかないと、無意識のうちに思い込んでいました。
500年前より以前は自分には関係ないと思っていました。恥ずかしいです。
教会には2000年の歴史があるのに。
いやもっと言えばユダヤの歴史から考えなければならないのに。
聖書が語る創世記から救いの歴史を感じ取らねばならないのに。
本当に恥ずかしいことです。
(でも無知だからまだローマが大事なことについてはよくわからない)。

来年2025年は聖年だそうです。
(聖年ってなに?)
ローマにあるお御堂のうち4つの扉をくぐると、大きなお恵みに与れると読みました。
ローマまで行かれない人はどうすればいいのかわかりませんが…
(やはり無知です)

プロテスタントの人は多分、「なんでローマ?」「変じゃない?」と感じる人もいるのではないかと思われます。
教会史の先生はそんなことないと思いますが。
ああ、学生時代に歴史神学をサボらずきちんと聞いていれば良かった…
何の学びもせずにどうやって卒業したのかわかりません。

カトリックとプロテスタント。
エキュメニカルな対話はかなり以前から続けられていますが、違うところがあり過ぎて、完全な一致はとてもとても難しいのでしょうね。
改宗してきた私も違いがあり過ぎて戸惑うことがたくさんです。

いつの日か、ほんの1ミリでも歩み寄れますように。

そして私はもっと勉強します。