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ホームスクーリングについて

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我が家の子どもたちが選択した「ホームスクーリング」という学び方について綴っています
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#文部科学省

文科省が教育委員会に出した「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知を読み解いてみる③

引き続き、令和元年度に文部科学省が学校や教育委員会などに向けて出している通知を見ていきます。 ↓初回はこちら↓ 教育委員会の取組の充実前回までは、学校における取り組みについて示されていました。 今回は、文部科学省から教育委員会対し「こうしていってくださいね」と出された内容です。 上記を私なりにかみ砕くとこんな感じ ・とにかく学校だけで抱え込まず、家庭や関係機関と連携できるようにしましょう ・教員が、不登校に関する知識や理解を身に着ける機会を作りましょう ・教員が一人で抱

文科省が教育委員会に出した「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知を読み解いてみる②

前回に引き続き、令和元年度に文部科学省が教育委員会などに向けて出している通知を見ていきます。 ↓前回はこちら↓ 学校等の取組の充実せっかくなので全文見ていきます、文字がとっても多いですが、文部科学省の方針を知る意義は大きいので、しばしお付き合いください。 学校での取り組みについて触れた文章です。 まずは、上の部分 ・不登校の子どもに対する支援には、とにかく関係機関と情報を共有し、連携しながら当たるのが大切(担任の先生だけで抱え込まないでー!) ・子どもが楽しく通えるよ

文科省が教育委員会に出した「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知を読み解いてみる①

前回は、文部科学省による最新の不登校対策(COCOLOプラン)をご紹介しました。 ↓こちら↓ 個人的にとても興味深い経験だったので、今回は令和元年度に文部科学省が教育委員会などに向けて出している通知を見ていきます。 ↓公式ページはこちら↓ まずもって読みづらい今回読み解くのは、令和元年10月25日に文部科学省の初等中等教育局長が教育長、都道府県知事などに宛てて出した「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」です。 …うーん、文字がいっぱい。もうちょい改行してほし

文部科学省の発表した不登校対策プランがわかりやすい上に画期的だった②

文部科学省が発表した「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」についてのご紹介、前回からの続きです。 ↓前回はこちら↓ ↓文部科学省の資料はこちら↓ 多様な学びの場、居場所の確保を明記このスライド、一番最初に「学校は様々な学びを得られる場所ですが、不登校は誰にでも起こり得ることです」とあります。 この「不登校は誰にでも起こり得る」という考え方、文部科学省は平成4年(なんと30年以上前!)から打ち出しており、それを改めて明示した形です。

文部科学省の発表した不登校対策プランがわかりやすい上に画期的だった①

2023年3月31日に文部科学省が「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」を発表しました。 これまでとは一線を画す内容だと感じたので、今日明日に分けてご紹介します。 ↓文科省ページへのリンク↓ まずもって圧倒的にわかりやすいデザインこれはソーシャルベンチャーのビジョン紹介スライドですか? いいえ違います、文部科学省が発表した不登校対策についての資料です。 …すみません、あまりの衝撃に英会話の文例のような紹介になりました。 (補足:ソーシ