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ホームスクーリングについて

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我が家の子どもたちが選択した「ホームスクーリング」という学び方について綴っています
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2022年10月の記事一覧

不登校激増のニュースに思う、不登校「問題」の根幹は何なのか

10月28日に文部科学省が「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果を公表。 小中学生の不登校が激増して過去最多だということで、各種ニュースをにぎわせています。 詳細は、不登校新聞さんがまとめている記事をご参照ください ↓こちら↓ 小学生の1.3%、中学生の5%が不登校2021年度における不登校の人数は、小中学生合わせて24万4940人。 前年度から4万8813人増え、増加率も24.9%と大幅増でした。 児童生徒1000人あたりの不登

不登校「問題」を解決するために必要なこと

前回、不登校問題の根幹は、子どもと保護者に学校以外の選択肢が与えられていないことだ。と書きました。 今回は、その現状を変えていくために誰が何をすればよいのかについて、考えていきます。 ↓前回↓ 法律を確認してみるまず、不登校に対する法的な位置づけを確認しましょう。 2017年、義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律、(略称 教育機会確保法)が施行されました。 正式名称が長い、略しても7文字熟語…でおなじみの法律です。 その内容はこちら。

ホームスクーラーと不登校経験者、ゲームという共通の話題

少し前、我が家では空前の「クロノ・トリガー」ブームが起こりました。 今回はその時のお話です。 私は、小4で不登校になってから2年ほど、ひたすらゲームやマンガに没入する日々を送っていました。 当時はドラゴンクエストやファイナルファンタジーなど、今でも愛されているメジャーなタイトルの最盛期。 毎年のように素敵な作品が発表されており、ゲームの世界に夢中になっていました。 クロノ・トリガーという名作夢中でプレイしたゲームの中に、「平成のゲーム 最高の1本」(※ファミ通)とされて

ホームスクールと料理

今回は、料理好きな長女(9歳)が夕食を作ってくれたというお話です。 娘から「夕食作りたい!」という提案一週間の仕事が終わり、お疲れ気味の金曜日。 さて帰るか―と思ったとき、娘から「今日の夕ご飯なに作る予定だったの?もし私でも出来そうなものだったらレシピを送って。作りたい!」というメッセージが届いていました。 なんとありがたやーと思いながら、納豆チャーハンの予定だったと伝えると、「やったー!納豆チャーハン大好き!」とハイテンションなご様子。 そこそこ作業工程が多いけど大丈夫

子どものホームスクールについて書くということ

これまで、自分の不登校経験や、子どもたちのホームスクーリングについて、書いてきました。 これからも、どなたかのお役に立てばよいなと思って続けていきますが、子どもの人生を、第三者である親が綴ることの難しさを感じているのです。 ずっと感じていた違和感の正体を探る今回は特に答えがあるわけではなく、ここ最近ずーと感じていた違和感や抵抗感を言語化してみようという壁打ち回です。 このnoteを始めたのは、学校との距離感に悩む保護者や子どもに「こんな選択肢もありますよ」と伝えることで少

不登校経験とホームスクールについて全部話しました

びーんずネットさんが発行している『雲の向こうはいつも青空』Vol.8に載せていただきました。 不登校経験者などへのインタビュー集『雲の向こうはいつも青空』は不登校・ひきこもりを経験した人、その保護者、子どもたちに寄り添う人、そして自分の学びを実践した人など、様々な立場の7人にインタビューし、実感のこもった言葉を丁寧にまとめた事例集です。 私も不登校経験者、ホームスクーラーの親という2つの面からお話をさせていただきました。 3時間半にわたるインタビューは、取材してくださった