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非日常での体験

自然環境リテラシー学 Dチーム第1回

はじめましてyuiです。僕は6月26日と27日に三重大学生物資源学部の自然環境リテラシー学の実習に参加しました。今回の実習ではシーカヤックに乗る活動をメインに行いました。

1日目は、午前9時ごろにロッジさらくわに到着しました。到着後本来ならガイダンスを行う予定でしたが天候の関係で先にシーカヤックを行う上での道具の使い方やカヤック上での動作の説明を受けました。PFDと呼ばれるライフジャケットやコックピット内への水の侵入を防ぐためのスプレースカートというもの、カヤックを漕ぐためのパドルと呼ばれる道具など、普段の生活では馴染みのない道具をたくさん使うということで自分に上手く扱えるだろうかと思いながら説明を聞いていました。

↓カヤックやパドルなど

お昼ご飯を食べたあといよいよ出艇となりました。
自分より先に2人ほど海へと出て行ったあと自分の出艇の番になりました。海へと押してもらった次の瞬間、自分のカヤックはクルッと回転して見事に沈没しました。(沈没のことをチンと言うそうです。)一瞬のことで何が起こったかわからなくなりましたがPFDのおかげですぐに浮き上がることが出来ました。しかし、誰よりも先にチンしたのでちょっと恥ずかしかったです。チンした後インストラクターの先輩がすぐに助けてくれて「大丈夫か?落ち着いたらもう一回行こう!」と優しく前向きに声をかけてくれたことが自分にとってとても励みになりました。その後再び出艇してみんなと一緒に沖の方に向かいました。近くで進んでいた人と少しお話もしながら楽しく漕いでいました。気づけば初めは穏やかだった波が少し高くなってくるところまで来ていました。そして右前方に上陸する浜が見えて方向転換をしようとした時、自分のカヤックは再びチンしました。まさか2回もチンするとは思っていなくて自分でもビックリしましたがインストラクターの人が助けてくれてなんとかカヤックに戻ることが出来ました。この時にチンした理由は、カヤックの側面全体で波を受けたことでカヤックが回転したということでした。2回目のチンで体がかなり冷えて、さらには船酔いをして体調が悪くなって帰りはインストラクターの人に牽引してもらいながらロッジさらくわに戻りました。いろんな人に助けてもらったので本当に感謝しています。
結局1日目の航行は風や波を感じながらシーカヤックをやる余裕がなくて漕ぐことに必死なまま終わってしまいました。

↓沖に向かって漕いでいる途中

なんとかロッジさらくわに戻ったあとは片付けをしてシャワーに入りました。そしてそのあとはテントを立てました。自分でテントを立てたことがなかったので出来るかとても不安でしたが、リーダーの人が優しく教えてくれてなんとかテントを立てることが出来ました。その後夕食を取って最後に先生からのレクチャーを受けて全体での活動は終わりました。テントに戻った後は1日の振り返りや次の日の天気の確認などを行なって1日目が終了しました。

↓夜のレクチャー

2日目は予想に反してほとんど雨は降りませんでした。あんまり眠れなかったこともあり少し体が重いなぁと思いながら朝を迎えました。
朝ごはんを食べたあと準備をして出艇しました。
前日よりも水温が低いなと感じました。
さらには台風の影響でうねりが入って波が高くなっていました。
この日は隊列を組みながら目的地まで向かうことになりました。しかし、個々のスピードには差があって最初に組んだ隊列からだんだん崩れて行って途中でバラバラな感じになってしまいました。隊列を組みながら進むには個々がある程度漕ぐ技術を高めていかないと難しいんだなと思いました。
お昼ご飯は目的地である座佐浜でインスタントラーメンを作って食べました。体が冷えていたせいか、いつもよりもとても美味しく感じました。
座佐浜からさらくわに帰ってきたあとは少し時間があったので基礎練習をしました。前漕ぎはある程度できましたが、後ろ漕ぎは左右のバランスが崩れて真っ直ぐ漕ぐのが難しいなと思いました。次回以降練習して真っ直ぐ漕げるようにしていきたいと思います。他の人は、チンした時のセルフレスキューなどを練習していました。先生はとても上手くスピーディーに復帰していてやっぱりすごいなと感じました。

2日間を通して感じたことは、自分たちが普段いかに自然のことを気にかけず過ごしていたかということです。この2日間は天気や風、波などのことを考えること多くありました。また、カヤックを漕ぎながら雲が早いスピードで流れて行ったりするのを眺めたり、鳥の鳴き声を聞いたり普段感じることや見ることのないものを体験できたと思います。次の実習では今回うまく感じることのできなかったこと(風向きや波など)を感じることができるようにできたらいいなと思います。

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