恵まれた環境に感謝

自然環境リテラシー学 Dコース 第2回

yuiです。7月24日と25日に自然環境リテラシー学の第2回の実習に参加しました。その時の事について書いていこうと思います。

1日目
今回も1回目の実習と同様に9時にロッジさらくわに着くようにグループのメンバーと一緒に現地に向かいました。第1回の実習と違って、晴れていてとても暑かったので倒れてしまうんじゃないかと思いました。今回の実習はそんな事を思いながらのスタートとなりました。まず着いたら海上保安庁の方のお話を聞きました。過去の海での事故の事例についてのお話を聞いて、改めて海というものは怖いものなんだと再認識しました。PFDやスマートフォンなどの通信手段の重要性もとても強く感じました。その後さらくわ地区の避難場所の整備を行いました。避難場所に通ずる階段の入り口は草が生い茂っていました。1時間の作業でだいぶ草を刈ることができました。ロッジさらくわに戻った後は昼食を食べて出艇の準備をしました。

↓座佐の浜へ向かう途中

今回は出艇後すぐに座佐の浜に向かいました。前回の実習では出艇後すぐに沈してしまいましたが、今回は無事に出艇することができました。太陽の強い光を受けながらでしたが、少し風が吹いていたことや、周りの景色を見ながら漕ぐ余裕があったことで前回よりも楽しい航海になりました。座佐の浜に着いた後はグループレスキューを行いました。第1回の実習ですでに沈していたので沈する事に対する抵抗感はあまりなく、すんなり水に落ちることができました。グループレスキューは仲間の人が自分のカヤックを支えてくれているので、カヤックの上にとても上がりやすくてすぐに復帰することができました。仲間のレスキューを補助するときも、自分の体重をしっかりかけて支えることができたのでグループレスキューはうまくやることができました。グループレスキューのあとは浜に上陸して夕食やテントを立てる時間となりました。その後全体で集まって先生のお話を聞いたり、グループで集まって1日の反省などを行いました。全体としての活動を終えた後は自由時間となりました。自分は他のメンバーと火を起こしてキャンプファイヤーのようなことをしました。火をみんなで囲んでおしゃべりしたりゲームしたりする時間はとても楽しくて良い思い出になりました。

↓キャンプファイヤー

2日目
テントの中が暑い、波の音がうるさいなどなど正直こんなところで寝れるか!と思いながら過ごした長い長い夜が明けて2日目の朝が来ました。2日目も天気はとても良く暑い日となりました。この日はまずセルフレスキューから始まりました。前日のグループレスキューはうまくいったので今日もうまくやってやるぞ!という気持ちでいました。そしていざ自分の番になって沈しました。しかし、復帰しようとしても全然うまくいきません。せっかくカヤックの上にしがみついてもちょっと移動しようとしたところでバランスを崩してまた水の中へ落ちるという繰り返しでした。何回もやっているうちに体力を消耗してしまいました。しかし、少し休憩してから最後の力を振り絞ってやったところなんとか成功することができました。自分の中ではもっとすんなり成功すると思っていたのですがとても悔しい思いをしました。その後浜に戻って昼食を食べて、テントを撤収したあとロッシさらくわに戻りました。戻った後は片付けを行ったりシャワーを浴びたりしました。久しぶりのシャワーだったので、シャワーを浴びれる事にとても感動した事を覚えています。その後は全体でミーティングをして、1分間スピーチを行いました。スピーチの中でみんなもセルフレスキューに苦労していたことを聞いて自分だけじゃなかったんだなと少しホッとしました。

↓レスキューの様子


今回の実習を通して感じた事は恵まれた環境に感謝しなければならないという事です。普段の生活では、暑ければクーラーの効いた涼しい部屋にいればいいし、喉が乾けば冷たい飲み物を飲むことができます。しかし、この実習でそのような普段の当たり前が当たり前ではないということを改めて感じました。持っていった水は冷たいどころか日光に照らされてほぼお湯になったり、汗をかいてもシャワーに入れなかったりと普段では経験しないようなことの繰り返しでした。次の第3回の実習は3泊4日となり今回よりもさらに過酷な環境での生活となると思います。そのような環境でもなんとかやっていけるように今からしっかりと準備をして次回に備えたいと思います。

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