将棋めしとおやつの旅・大阪市福島区(4)かすてら日季
ちひろ菓子店焙煎所を後にし、少し歩いたところに目的地があった。
かすてら日季である。
ここのかさねカステラが王位戦第4局1日目午後のおやつであった。2層になっているカステラは珍しく、また「ミルクとこがし蜜」というなんだか心をくすぐるネーミングも響いた。
層になっているから、かさねカステラ。名前の通りだ。
定番の「ミルクとこがし蜜」「木苺とミルク」「煎茶とミルク」そして季節限定「メープルとミルクに小豆」のカステラは上と下で色違いの二層になっていて、それらでできたラスクも美しい。
2切れ入りのカステラのパッケージの上には六角形のシールがちょこんと貼られており、裏側には「ミルクとこがし蜜」など味名が書かれている。
見て可愛いものは大概美味しい。
当然美味しかった。ふんわりやわらかなカステラ生地はほんのりと違った風味が楽しめる。
2層の味の違いがはっきりとした「木苺とミルク」が一番気に入った。
ちなみにこちらのお店、オンラインショップは無い。(2021年10月現在)店頭で購入しての配送はしてくれるそうだ。
なお、帰宅してから差し上げた方には大変喜ばれ、お嬢さんがあらゆる角度から舐めるように画像を撮っていたとのこと。可愛いも美味しいも正義であり、どちらも叶うこちらのカステラ。すごい。
自宅用、近くに住む親戚用、職場用ほか、たくさん買った。あまりに可愛くて胸が高鳴り、忘れていたのだ。カステラはなかなか重たいということを。
おやつ2軒目にして大荷物となったが、王位戦おやつを網羅するためには、あと2軒回らなければならない。人間、美味しいもののための試練には耐えられるのだ。
(つづく)
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