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将棋めしとおやつの旅~また愛知(プロローグ)

 各方面に対して黙っていたが、約1か月前に愛知を訪れた。ピンとくる方もいらっしゃるだろう。岡崎将棋まつりだ。今年は木村一基九段が初出演されるとのことで、つい出来心で応募し、参加してしまったのだ。
 例の感染症流行中で自粛された方も少なくない様子だったので、なかなか言い出せなかった。黙っていてごめんなさい。
 自家用車での移動、感染防止も徹底したのでどうかお許しいただきたい。

 当選したのは夫だけだった。年末に夫婦それぞれ宛に届いた封筒の厚みの違いが結果を物語っていて、ポストから出した瞬間崩れ落ちたものだ。
 夫の名前の通知を持って私が参加しても良いものだろうかと悩みつつ、また、感染症流行の動向にも心を痛めつつ、将棋めしとおやつのぼっち旅の予定を立てて正月を過ごした。

 1月7日、私宛に繰り上げ当選のメールが来て狂喜乱舞した。これで、ぼっち旅ではなく車での移動ができ行動範囲が広がる。ただし費用は2倍。そこは甘んじて受け入れようではないか。
 通知を郵送するとメールにはあったが、三連休を挟みなかなか届かず。会場で受け取れる弁当の注文締め切り日が過ぎてしまうので、通知の到着を待たずに弁当だけを注文してしまった。食至上主義の私らしい行動である。

 ちなみに、届いた繰り上げ当選の封筒の番号は401。400人本当選するイベントで401番目というのは運がいいのか悪いのかさっぱりわからない。しかし、著しくクジ運の悪い自分からは、一歩前進したのではないだろうか?

 かくして、この夫婦はまたしても愛知県へ出かけることになった。今回は仕事のスケジュールの都合上、たった1泊。限られた時間内でどこまで将棋めしとおやつを追えたかを記録する。

(つづく)

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