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将棋めしとおやつの旅・神奈川~愛知(1)プロローグ

 
 JT杯大阪大会から帰ってきて10日後、またしてもチケット当選メールが届いた。
 2021年11月3日。JT杯東海大会。ポートメッセなごや。
 藤井聡太三冠対永瀬拓矢王座。好カードである。しかも今回は席番号まで振られている。
 SNSに掲載された将棋の日in木更津(大雑把に言えば庭)の写真に空席が見受けられるのをハンカチを噛みながら見ていたこの私が、ポートメッセなごやに自ら空席を作るなどという行為は犯罪にも等しい愚行である。クジの運には報いるのがポリシーだ。
 かくして私は名古屋へ向かうことを決意した。
 先月の大阪は気ままなぼっち旅であったが、今回は同伴者がいて、ありがたいことに運転もしてくれる。対局日の前後に移動日を入れて、棋士さながらかもしれない2泊3日の旅である。

 さて、旅程を立てるのに利用したのはGoogleマイマップの「対局場一覧」だ。


 こちらのマップは、SNSで見かけて以来、時々利用させていただいている。どこのどなたが作成されたのか不明なのだが大変重宝しているので機会があればお礼を申し上げたい。

 問題があると言えば、対局場を中心に立ち寄り地や宿泊地を決めて将棋めしとおやつの旅を組み立てると、タイトル戦に絡んだ地がほとんどなので飽食美食の旅となり、もちろんコストも高くなる。
 「Go To トラベルはまだか!まだなのか!」の叫びも空しく、11月2日に千葉県から出発した。

(つづく)
 

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