社会福祉士の実習体験記🌿
社会福祉士の実習体験記を書きたいと思います。これから実習を受けられる方や社会福祉士国家試験の受験を検討されている方のお役に立てば幸いです。
社会福祉士の受験資格
社会福祉士国家試験を受験するためには養成校や大学に通って指定科目を履修しなければなりません。厚生労働省が指定した施設で1年以上相談業務に従事した方は実習免除となりますが、それ以外の方は実習を受けないと受験資格を得ることができません。社会福祉士の受験資格を取得する上で実習が1番大変な過程だったと私は思ってます。
実習を受けるまで
実習を受けるまでは実習計画書の作成、実習先への挨拶、事前学習とやらなければならないことが様々でした。特に実習計画書の完成までに何度も大学側からの添削が入り本当に完成するのか!?と思いました。
当然のことですが実習先に迷惑をかけることは御法度なのでスクーリングの時に先輩がやらかした事例集100選みたいなものが配られ、散々脅しをかけられた覚えがあります。それがプレッシャーとなり実習に行く前はかなり憂鬱でした。
実習先
実習先は特別養護老人ホーム。高齢者分野で働いたことない私はかなり不安だったし、介護がメインになるんだろうなとうっすら予測できたので本当に憂鬱でした。
実習開始
実習は秋頃開始。約1ヶ月半お世話になりました。実習前は先ほども述べたとおり本当に憂鬱過ぎたし自分がやり切れる自信はなかったです。家族が福祉分野に携わってるのであんたにできるわけないと散々貶されたのも憂鬱の原因でした。
指導担当者はその日によって変わりましたが、主に介護職員の方について実習する形でした。
実習内容
詳しく申し上げると守秘義務違反になるので要約させていただくと次のとおりです。
私は主に認知症の方がいらっしゃるフロアに配属されました。当然認知症の方と関わった経験がない私は不安しかありませんでしたし、コミュニケーションの取り方も未知でした。
1日のスケジュールは利用者さんとコミュニケーションを取ったり、介護職員のお仕事をお手伝いしたりしました。ご飯が1日3食なので配膳が多かったです。あと、後片付けや利用者さんの衣類の整頓も任されました。
あくまで社会福祉士の実習でしたのでトイレ介助、食事介助等は行いませんでした(見学はさせていただきました)。
相談員業務についても学ばせていただきましたが8割介護現場での実習でした。
実習感想
人とコミュニケーションを取ることが苦手な私ですが、意外と認知症の方とのコミュニケーションに悩むことはありませんでした。むしろ楽しくお話しできました。それが自分にとって人生で1番と言ってもいいぐらい驚いた出来事でした。
自分の知らない部分を知れたので本当に貴重な体験をさせていただいたと思ってます。
最初は慣れない福祉の現場は正直辛かったですが、すごく勉強になりました。実習を受けていなければ私は社会福祉士として仮に就職しても上手くいかなかった自信があります。
それぐらい実習は私の人生で貴重な体験となりました。
実習日誌について
やっぱり1番辛かったのは実習日誌。正直24日も書くことない。ネタ探しとか言ったら失礼かもですが、それに苦労しました。実習中は実習日誌のことで頭がいっぱい。書くことなかったらどうしようと不安でした。実習日誌はその日の夜に書いて翌朝提出するのが原則です。全部手書きで間違っても修正液は使用不可なので鉛筆で下書きしなければなりません。その上からボールペンでなぞっていく。その作業に最低1時間近くかかりました。なので実習日誌が完成するまでに約2時間以上はかけなければなりません。
実習で疲れてるのに、帰宅後は実習日誌を書かなければならない。はっきり言って地獄でした。これはもう二度と経験したくないので実習を受けなきゃ受験できない資格は避けたいところです。
総括
実習を受けるまではかなり憂鬱でしたが、結果的には受けて良かったです。将来は高齢者分野に携わりたいという夢もできたし、進路が見つかりました。やっぱりどんなことも決めつけずにやってみることが大事という典型的な例でした。実習は必ず終わります。実習中は本当に辛いですし自分との戦いですが、その分得るものが多いと私は思います。
今回も読んでいただいてありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。