mizhen『溶けない世界と』(@ d-倉庫)

昨日、mizhen『溶けない世界と』(@ d-倉庫)観てきました。すごく良かったです!! 一言でいうとお洒落でした。良い台詞が多かったし、ダンス、ロックっぽい音楽(歌詞ない)、ラップなどなど、様々な表現方法の作品への取り入れ方が素敵で心を奪われました。
4/29(日)、明後日まで公演しています!!
http://www.mizhen.info/m

演劇では珍しく、“全日程”で聴覚障害者用の字幕対応を行っていました。
●後方の席だけれど、字幕ポータブルのある席が全日程で設置されていること。
●聴覚障害者設定の役者が1人だけでなく2人いること(多くの作品で、マイノリティは1人だけのことが多いです。『聲の形』や『オレンジデイズ』も)
●聴者役の人も含め、半分ぐらいの登場人物が手話を使っていること」「音声がなく手話だけの会話も数回(全体として20分ぐらい?)取り入れられているところ
●手話初心者で、読み取れなかったとき、筆談するシーンがあるところ。
なども良かった。

ただ、聴覚障害者用の字幕を常に映し出しても良かったんじゃないかという気はした。
役者さんはやりづらいと思う(アドリブができない、字幕が先に出てしまうと伝えたいタイミングや早さで言葉を届けられない)。それから、字幕が気になって演劇に集中できなる観客もいるかもしれないけれど。
なぜなら、字幕付きの座席数・席の場所が決まっているということは当日ふらっと行くことはできないということ。それから自由に座る席が選べないということも、平等じゃないように思うからです。少なくとも、観客として聴者が中心に据えられているような気がする。
#mizhen #溶けない世界と

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藤原佳奈(脚本・演出)
mizhen『溶けない世界と』
4/25(水)〜4/29(日)
d-倉庫( 東京都荒川区東日暮里6-19-7 )

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