PLAY THE BASEBALL

#3練習方法について

 みなさん、こんにちは。ゆーすけです。3回目はさわださんからお題をいただいたので、どのような練習をしていたのか?について書いていこうと思います。そもそもゆーすけは「つらい」「厳しい」「頑張る」「我慢する」「痛い」が嫌いなわがままな人間なので(笑)。でも自分に必要だと感じることや、意味を理解できたことに関しては同じ練習内容でも上記のようには感じない人間なのかもしれません。特に草野球人生においては練習をしなくてもだれに怒られることでもないし、ある程度見切りをつければ野球は楽しめるものなのかもしれません。だけどね~、Twitterでつながっている草野球人、かなりの変態が多いです(笑)。毎日刺激を受けています。最近もかなり自分にとっては衝撃的な埼玉県のとあるクラブチームのニュースがありましたが、それはまた今度の機会に書かせていただこうかと思います。そんなわけで毎日その人たちのツイートを見ているといてもたってもいられなくなってしまうわけですよ。だいたいが30歳手前くらいの人が多いのかなー。自分は36歳。年齢的には時々「体力落ちたかな?」と感じる時もありますが、まだまだ負けたくないのでほぼ毎日練習やってます。練習といてもボールを握るのは週に1回。試合のある時くらいしか触りません。というか、平日会社員ですから、なかなか野球というスポーツはできませんよね。なので、朝5時半に起きて80mダッシュ7本。その後3kmのランニング、スクワットと腹筋等の体幹トレーニング。毎日1時間以内におわさないと会社に遅刻してしまうので、効率よく行うようにしています。よくランニングなどをしているときに音楽などを聴いている人もたくさんいらっしゃいますが、ゆーすけは完全に妄想してますね。県大会の決勝のマウンドに立っているところとか、すごいバッターと勝負して抑えるところなど。将来待っているであろう楽しいことを考えながら走っています。走る距離はノルマではなく、未来に向けての投資だと思って。

 以前から書いているように高校までは完全にやらされている練習でした。やらされている練習でも、ひたすら毎日やっていればある程度の能力はつくと思います。「個」のパフォーマンスはある程度上がるのではないかなと。効率は悪いですけどね。やらされている練習で高校の時には勝手に137キロくらいまでは出ました。でも野球はうまくなりませんでした。ただ、速い球が投げられるようになっただけでした。

 全足利に入り野球の流れを見れるようになった。リリーフの大切さや、野球の流れといわれるものをキャッチャーの先輩に教わりました。また、配球やなぜ、低めに投げないといけないのか?を身に染みて学びました。社会人は高めの球簡単にスタンドまでもっていかれますね。だから、コース、高さ、奥行きすべてにおいてメリハリをつけることを意識した練習をしました。「置きに行く」という表現をよくしますが、この「置きに行く」球ですらクオリティーを上げる。打たれにくい「置きに行く球」を身に着ける。力を抜いて体全体を使って…ではないんですよね。逆に回転数を下げるんです。回転数が高くなれば打たれた時の飛距離は伸びる。回転を悪くして打感を重くし、打ち取れる「置きに行った球」にするんです。指にかけない。最後に切らない。指の腹でボールが舐めるように投げる。フォームよりさらに力のない球を投げる。これを小手先で対応すると打たれない「置きに行く球」が完成します。結構難しいですけど、今後話していく打者のスイングからボールの軌道を外すということが現実的になってくるのではないかと思います。そんなわけで、足利時代には投手として必要な状況を見れるようにすることを学びながら練習しました。具体的に何をやっていたのかというと、自分が投げていないときにブルペンのキャッチャーと次の球種を予測したり、相手のサインを予測したり。そして試合が終わるとキャッチャーの人に配球や試合の流れを毎回聞いていましたね。かなりウザい19歳だったと思います。フィジカル面や技術面ではというと、フィジカル面では高校の時のトレーニングコーチの話していたことを再度認識しなおし、試合日から逆算してランニングメニューやブルペンでの投球数を決めていく。試合当日に体がどの状態でいてほしいのかの逆算はしていました。技術面はというとフォームの中でのチェックポイントは優先順位的になるべく一つにまとめ、それだけを意識して投げるが、必ずキャッチャーのキャッチングポイントは自分の意識しているところに行っているのか?は確認しました。それこそ、ボール1個分・半子分の出し入れができるくらいに精度、感覚は身に着けようと。あとは球数で投球練習はしていませんでしたね。春先の投げ込み時期以外はすべてカウントを取って投球練習していました。ストレートを15球連続で試合で投げることってそれほどないです。それよりも初球から変化球で入ることのほうが多くある。ブルペンでキャッチャーが座って7球インターバルと同じように投げてからキャッチャーにはサインを出してもらって配球を考えながら投げました。甘いコースに行けば「ヒット」とカウントし、セットポジションで投げる。そうそう、「今日は3イニング投げます」とかってよくやってました。だからピッチング練習なのにサヨナラ負けがあったり(笑)。どの状況からマウンドに上がって、どのバッターと対戦して。。。って想像してピッチング。結構楽しかったですよ。

 そして今は何を意識して練習しているかというと、「体の仕組み」ですかね。まったく詳しくありませんが、今はYouTubeなんかもあるので色々情報があります。投球時に肩甲骨はどう使うべきだ。とか、股関節はどう動かすと体重移動がしやすいのか?とか様々な意見がありますが、基本的に骨のつき方などはだいたい一緒だと思っているので、関節の動きに沿った動きをした中でどのように筋肉が使われるとパワーを生み出すのか?など情報を得るようにしています。よく「試合を意識して練習をしろ」という指導者がたくさんいます。まず、試合の時に自分がどのように動いているのかわからないと意識できないし、人間の体がどのように動くのかがわからないまま筋トレをしてもただのマッチョになってしまいます。そう考えると投球動作時に右側の筋肉や骨格の動きと左側の筋肉や骨格の動きが異なってくるのは当然のことだと思います。走り方一つにしても投球動作時に足を後ろに蹴り上げる動作ってないですよね。右ピッチャーなら左足は足を上に引き上げて前に踏み込み後ろからくる重心移動に対してぶつかってくる力に対し耐える。そのあとは横に力が逃げないように前に力が向くようにコントロールする。右足は先導した左足に対し力をぶつけていくために骨盤を捻転しながら前に体重を移動するために前に引き上げていく。となるとダッシュなどのトレーニング一つにしてもただ全力で走るのではなく、股関節から足を引き上げる意識で走り込みをしていくほうが投球動作に対しては理にかなっているのかなと。完全に持論なのでもちろん違う意見もあると思いますが。自分も最近やっと理解できたことですが、上半身ってかなり大切で、「上だけで投げるな」とかよく言われじゃないですか?でも上半身の動きってすごく大切で、昨年からある指導者に言われて意識したら5キロくらいスピードが上がりました。それは背筋の使い方。ピッチャーは背筋が強いと速い球が投げられるって言いますけど、皆さん投げる時にどうやって背筋使ってます?右の背筋と左の背筋って同時に使って投球できます?どのタイミングで意識してます?右の背筋って左足を踏み込む際に右手のテイクバックの際右胸を張るときに引っ張るんですって。そうすることによってリリースポイントまでの距離ができる。要するに助走距離が長くなるんです。長くなればなるほどリリスでスピードが上がる。それを瞬発的に行い爆発的な力をうみだすために右側の背筋を使う。それでは左の背筋は?投球動作のトップの位置からリリースポイントまで体を引っ張り右腕が左肩を追い越すまで加速をつけるために引っ張る筋肉です。右の背筋で距離を出して(ゴムが伸びた状態)から左の背筋で右腕までを引っ張ってくる(引っ張ったゴムを話した状態)までの動作を早く動かす役割を担っています。そうなると右と左の背筋って同じトレーニングでいいんですかね?バランスよくトレーニングも必要ですが、それぞれ特化した動きの強度を上げるのも必要なのかなと。要するに右投手の左半身は車で言うとFF車、右半身はFR車。引っ張る側と押し込む側に分かれます。そりゃそうですよね。基本横の体重移動で投球動作は完結しますから、右と左がミラーの動きではボールを投げることはできません。そういった一つ一つの動きを連動させて無駄なく最後の指先に伝える練習をするんです。完全に「投球」ということについての練習方法になってしまいましたが。今後は「投手」として牽制やフィールディングについても書いていこうかと思います。

 高校時代はやらされていたフィジカルトレーニング、足利時代は試合の流れを読んだり、ゲームに対しての深い考え方を持つ意識づくり、現在は人の造りやいかにして力を無駄なく伝え、故障せず野球をやれるかのフィジカルトレーニングが自分の中での中心となっています。考えているだけでは野球はうまくなりませんけどね。でも考えないとうまくなりません。毎日試行錯誤しながら野球のことを考えています。言っているほど大した選手ではありませんが(笑)。こんなことを毎回尊敬しているノブちゃんと話しながらじぃじ二人は頑張って投げています。

 今後も皆さんに少しでも有益な情報となるようなことを発信できたらと考えています。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。さわださん、なかなかとらえどころのない文章になってしまい申し訳ありません。それではまた次回お会いしましょう。では、また~。

                     ゆーすけ16


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?