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日本一周 京都・滋賀編

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日本一細かい京都・滋賀旅行の記録。
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#アート

【日本一周 京都・滋賀篇19】 仁和寺×現代アート 異色コラボとの邂逅

・ゼロ・ヒガシダ>仁和寺  筆者:尾道  御室仁和寺バス停で下車。初めての参拝のつもりでいたが、入り口の仁王門からひたすら直線に伸びる砂利道を目にした瞬間、中3の修学旅行で訪れた記憶が蘇る。(やっぱり何かにきちんと記録しておかないと記憶は綻ぶものですね)  砂利道を進んだ左手にある唐破風が施された門に惹かれて立ち止まる。欄間や側面には鳳凰や唐草模様などの精緻な彫刻が施されてあり、二人してしばらくこれらの意匠に目を凝らした。  ところで、先ほどからずっと気になっていたのだ

【日本一周 京都・滋賀編23】 大正の夢見たSF建築

・分離派建築会100年展〜建築は芸術か?〜  筆者:明石  この記事は、旅中に立ち寄った京都国立近代美術館にて開催されていた企画展、「分離派建築会100年展〜建築は芸術か?〜」の鑑賞記録である。  西洋の建築様式の受容と独自のスタイルの確立の狭間で揺れる、日本建築史上最もホットといえる明治・大正時代、そのなかで切磋琢磨した分離派建築会の活動を紹介するのが、この展覧会である。  分離派はその名の通り、既存の建築を模倣するだけのスタイルに異議を呈し、新たなる様式を模索した集

【日本一周 京都・滋賀編24】 平成を揺るがした現代アートたち

・「平成美術 うたかたと瓦礫」の探訪記  筆者:明石  この記事は、旅中に立ち寄った京都市京セラ美術館にて開催されていた、平成に制作された現代アート作品を中心にとりあつかった企画展「平成美術 うたかたと瓦礫」の鑑賞記録である。  「平成美術」展の会場へ向かうと、入り口の外からしてすでに、スペードのエースを無限に投影し続けるプロジェクター(IDEAL COPYの作品)がカタカタと騒いでいた。「これはすごいものがはじまる」という予感が肌を走った。  入場して最初に迎えられた