週末がツラい話

様々なスポーツや公営競技が開催中止になっている中、競馬は無観客で続けられている。実際に売上も伸びているし、主催者や関係者の並大抵ではない努力に頭が下がる思いでいっぱいになる。

ただ、それ以来、私は競馬を観ることが辛くなってしまったのも事実だ。単純に、お客さんがいない、というだけの話ではない。

こんな状況の中で自分がギャンブルをすることに、どうしても心が痛んでしまう。

日本の競馬は馬券の売り上げで支えられているところもあるから、もちろん馬券を買えば応援になると思う。だけど、それなら別の形でお金を寄付したい。今だからこそ、もう少し有意義な事にお金を使いたいと思ってしまう。

競馬の世界には奇跡のようなドラマや、感動的な場面、想像以上に素敵な事もたくさんある。

だけど、現状、日本の競馬はギャンブルにすぎない。

毎週、データをまとめ、レースも観るが、心のどこかで「こんなことをしている場合ではない」という警鐘が鳴っている。

たくさんの方の希望や、娯楽になっている事も十分理解しているし、開催が危ぶまれれば仕事を失う人もいる。私は競馬を愛しているし、開催反対派ではない。

ただ、今はとてもつらい。

この気持ちを、どんな言葉で表せば良いのかわからない。

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