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心でコミュニケーション

ある日の通勤時、いつものように渋川の四角を左折して正琳堂の前を通り過ぎて、商工会議所で右折しようと走っていると、対向車線の100m以上先に路線バスが下ってくるのが見えました。余裕で私の方が先に右折出来ると思いましたが、ちょうどそに時に横断歩道に差し掛かる高校生の姿が確認されました。私は高校生を渡らせて、路線バスを含む3台ほどの対向車を通してから右折しようと決断しました。高校生は止まった私の車に軽く会釈して横断歩道を渡りきりました。そこで、予定通り対向車の路線バスを見送ろうとそのまま止まっていると、路線バスのスピードが落ち、バスの運転手さんが目線で私の車の右折を促しました。私は相手の意を理解し、会釈して先に右折させてもらいました。想像するに運転手さんの考えはこうです。行けば行けたのに高校生を優先させた私の行動を理解し、今度は私が止まるからあなたは先に右折してくださいと、ブレーキを踏んでまでスピードを落としてくれたのだと。時間にしたらほんの30秒位の出来後ですが、そこには私と100m離れたバス内の運転手さんとの間で、絶妙な意志の疎通があったわけです。また、その時路線バスの後ろには2台の乗用車が連なっていましたが、そこにたどり着くまでの過程で何の問題も無かったから出来た行動であり、もしも煽り運転や脇見運転があったとしたら、今回のような冷静な意思疎通は出来なかったことでしょう。朝のちょっとした出来事ですが、その日一日清々しい気持ちで過ぎせたことに感謝です。

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