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【S3 最終レート2024/最終624位】セグカミ対面+無限ウルガッサTOD


最終日使用構築


みなさんこんにちは。ゆちゃんと申します。
この度は本記事をご覧いただきありがとうございます。
今回ポケモンSVシーズン3で目標としていたレート2000および最終3桁を達成することができたので記事に残したいと思います。
拙い文章ですが、最後までご覧いただけますと幸いです。

■構築経緯について

今シーズンはパラドックスポケモンの追加によりランクマ環境が大きく変化したため、手探りの状態から構築作りがスタート。Twitterで強い軸を探していたところ、セグレイブハバタクカミの並びが攻めの補完が優れていると目にしたので使ってみたところ非常に使用感が良かったため、ロトムをクッションにしたセグカミロトムを軸に構築を組み始めた(シーズン開始3日目ぐらいにセグカミが強いというツイートを見たが、3日目にして本シーズンの環境を決定づけた並びに気付いていた人がいることに驚きである)。

しかし、3日で一部の人が気付いている並びがシーズン終盤までバレないはずもなく、序中盤以降セグカミラッシャが大量発生したため、ミラーに勝てるようセグカミラッシャに対して初手投げが安定するマスカーニャを採用。

また、セグカミに対するメタとしてキョジオーン+ドオー(+アーマーガア)のような受けの並びが増加したため、これらの受けをまとめて粉砕できるポイズンヒールキノガッサを採用した。

ここまでで相手のマスカーニャやハバタクカミ、サーフゴー、ドドゲザン、テツノブジンなどが重かったため、これらをふんわりと見れてキノガッサとの補完に優れる鬼火ウルガモスを採用して構築が完成した。

■コンセプトと立ち回り

構築の組み初めはセグカミロトムの対面×サイクルで勝つことを主軸にし、これらではキツい相手をキノガッサでハメるプランを考えていた。しかし、キノガッサの詰ませ性能の高さに気付いてからは『数的有利、ないしは体力面で優位に立った瞬間にキノガッサでTODをして勝つ』ことを主軸に考え、キノガッサを通せない場合に単体性能の高い並びで勝つことを目標としていた。

■個体紹介

キノガッサ@毒々玉    テラスタイプ:水
努力値:腕白 H204 B164 S140
実数値:H161-A150-B133-C‪‪✕‬-D80-S108

本構築におけるMVPであり主軸。数的有利または体力優位を確保した瞬間に身代わり+守るのループにより勝ちが確定する。受けポケ対策として採用したが、生半可な物理技であればキノコの胞子からループを始動することができ、このポケモンを理解してからは受け構築以外にも積極的に選出していた。

選出をする際にはまずこのポケモンを通せるかどうかを考え、選出した際にはとにかく味方の有限ポケモンを雑に削らないように意識して立ち回っていた。環境からアンコールが消えたこと(テツノツツミぐらい)や、挑発持ちのポケモンがほとんどいなかったこと(コノヨザルぐらい)、サーフゴーやドラパルトの減少など様々な要素がこのポケモンにとって追い風となっていた。

テラスタイプはセグレイブのつららばり対策となる水。テラスタルを切ることで身代わりがつららばりを3回まで確定で耐える。セグレイブ対面はノータイムでテラスタルを切ってキノコの胞子でハメていた。弱点の少なさから水タイプにしていたが、炎タイプでも良かったかもしれない。

技はTODによる勝ち確盤面を作れる身代わり+守るは確定。キノコの胞子は、胞子→身代わり→守る→胞子…とループさせることで、キノガッサの体力を無限に回復することができるため確定。残りの一枠は、相手の草タイプや草テラスタルに対して切り替えせる炎テラバーストや、S関係を逆転できてサーフゴーへの打点となる地ならし、草タイプ以外のポケモンへの安定打点となる宿り木の種からの選択。今回は受け構築を重く見ていたため、最終ターンに必ずHPが削れる宿り木の種を採用した。

第6世代以来のポケモン対戦だったが、当時は受けループしか使っておらずグライオンのまもみがTODが身に染み付いていたため非常に扱いやすかった。個人的にTODはポケモン対戦における最も美しい『詰め』であると考えているため、このポケモンを使うことに抵抗はなかった。選出率は2位。


ウルガモス@残飯    テラスタイプ:無
努力値:臆病 H180 B244 C4 D4 S76
実数値:H183-A‪‪✕‬-B116-C‪‪156‬-D126-S143

S1から愛用している鬼火ウルガモス。今シーズンはセグレイブやヘイラッシャが非常に多かったため通しづらいと考えていたが、キノガッサと同時選出することでこれらのポケモンを釣り上げてハメることができ、またセグラッシャなどが選出されていない場合には自由に盤面を荒らすことができるということに気付いてからは、積極的に選出に絡めて十分に活躍させることができた。また、キノガッサ対面で草テラスを切ってきた相手に対して強く出られる点も補完として優れている。

無限ポケモンである点や、鬼火が最終ターンに必ずダメージが入ることからキノガッサTODとの相性が良く、またキノガッサがハバタクカミやサーフゴーなどの特殊アタッカーと対面した際の引き先としての役割も担っている。

HBはドドゲザンのドゲザンを残飯込みで丁度耐える程度。HDはC特化ハバタクカミやサーフゴーのシャドーボールを2耐えするため後投げが安定する。炎複合タイプなのでハバタクカミやサーフゴーはゴースト打点しか打てないため、ノーマルテラスタルを切ることでこれらを起点にして荒らすことができた。

今シーズンのこのポケモンは基本的に全抜きを狙うよりも、鬼火+蝶の舞による『詰ませ』性能と、体力管理しながら盤面を荒らせる点を活かした立ち回りが強いと考えている。選出率は4位。


マスカーニャ@気合いの襷    テラスタイプ:悪
努力値:意地 A252 B76 S180
実数値:H151-A‪‪178-B100-C‪‪‪‪‪✕‬-D90-S166

S1から形を変えて入ってくる嫁枠。セグカミラッシャに強く、とりあえず初手に置いておけば安定して仕事をしてくれた。けたぐりでH252セグレイブが81.25%で落ちるようになるため特性は変幻自在一択。テラスタルを切られたとしても、ここまでBを振っておくことで草タイプでない状態でセグレイブのつららばりを4回まで確定で耐えるため、初手対面で安心して突っ込むことができるようになる。

ミラー以外にも、セグカミ対策のキョジオーンやサザンドラまでまとめて見ることができるため、セグカミの補完としても非常に優秀。Sラインは最速サザンドラ抜きまで振っている。

テラスタイプは悪。悪テラス不意打ちでH4ハバタクカミが81.25%で落ちるようになったり、ドラパルトを確定で落とせたりするなど縛り性能が格段に上がる。また、変幻自在で悪タイプが外れた時に耐性を変えたりタイプ一致で打ったりして幾度となく勝利に貢献したため悪テラスで正解だった。選出率は1位。


Wロトム@オボン    テラスタイプ:鋼
努力値:図太い H252 B244 C4 D4 S4
実数値:H157-A‪‪✕‬-B173-C‪‪126-D128-S107

過労死枠。セグラッシャに強く、ガブカイリューを含むドラゴンや、キョジオーンやラウドボーン、アーマーガアなどの受けポケに対しても広く対応できる点を評価して採用。とはいえ、数値と技の命中率の低さがネックであり、全対面広く浅くしか見れないためあまり信用していない。このポケモンは物理技に対して1回は引けるが、その後に高火力特殊アタッカーに引かれると後ろの受けが成立しなくなるため、物理アタッカー相手であっても安易に鬼火やイカサマを打たずにボルトチェンジによって有利サイクルを維持することを心掛けた。

ボルトチェンジによって生存しながら2回クッションとなれる点が強く、セグカミを繋ぐ役割を担える他、数的有利を確保してからクッション→ボルトチェンジ→キノガッサへと繋ぐことで、頭数を減らさずにキノガッサTODを開始することができる点も優秀。

ヘイラッシャとの差別化は、起点回避がしやすい(ヘイラッシャは身代わりなどから崩しの起点にされやすい)点や浮いていること、後攻ボルトチェンジが可能な点を高く評価。技の外しを考慮しても強いポケモンだった。選出率は3位。


セグレイブ@突撃チョッキ    テラスタイプ:地
努力値:意地 H84 A196 B4 D100 S124
実数値:H201-A‪‪209-B113-C‪‪‪‪‪✕‬-D119-S123

ほわーん。バレていないシーズン序盤こそ無双していたが、さすがに暴れ過ぎたため中盤以降は対策され切っていて中々選出できなかった。このポケモンを軸として組み始めたが、終盤にはキノガッサを通せない時に雑に投げる対面性能の高いポケモンとして扱っていた。

HDはC252ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースを耐えるまで振っている。Sは準速キノガッサ抜き。テラスタルは電気と地面で使っていたが、電気はテラスタルを切らないといけないことや、切ってもヘイラッシャやアーマーガアを押し切れる訳ではないことから地面を選択。使えば使うほど地面テラス+この技構成で完成されているポケモンであることを実感した。

対策されていたとはいえ、連続技、先制技、高火力一致技を全て兼ね揃えており、セグレイブに強い駒を出さないと崩壊しかねないため選出圧力としては機能していたと思う。選出率は6位。


ハバタクカミ@こだわり眼鏡    テラスタイプ:妖
努力値:臆病 H4 C252 S252
実数値:H131-A‪‪✕‬-B75-C‪‪187-D155-S205

カイリューを差し置き使用率1位となった神ポケモン。ハバタクGODと言われるのも納得な程ほとんどの構築に採用されていた。しかし、このポケモンも序盤こそ無双していたが、暴れすぎたが故に露骨な対策を取られるようになって終盤は中々選出に踏み切れなかった。

持ち物、努力値ともに難しく、初めは耐久に振って使っていたが、あまりにもミラーが多過ぎたためSを削っているハバタクカミは弱いと感じたため最速。火力もC252妖テラスムーンフォースでH4ハバタクカミが93.75%で落ちるギリギリのラインなのでCSに振り切った。また、終盤までブーストエナジーを持たせていたが、ブーストエナジーを持たせるとサイクルを回せなくなり、かといって眼鏡を持たせると相手にテツノドクガやドオーなどが控えている時に技選択が難しくなるなど一長一短だった。

シーズン序盤から使い続けたにもかかわらず、100%の力を引き出せない難しいポケモンだった。相手のハバタクカミは強かったので、このポケモンの扱いの上手さの違いに上位プレイヤーとの差を感じた。選出率は5位。

■重いポケモン

〇ラウドボーン
ウルガッサがまとめて貫通される。セグレイブもテラスタルを切られると受けられる。一旦テラスタルを切らせてからハバタクカミの眼鏡ムーンフォースでゴリ押すか、ロトムと合わせて崩すしかない。

〇テツノブジン
ウルガモスで一応見れるが、初手に合わせないといけない上に仕事をさせないように立ち回るのがほぼ不可能。

〇マスカーニャ
こちらもウルガモス以外で見れない上に確実に荒らされる。草タイプ全般キノガッサにとってキツいが、中でも先にダメージレースで優位を取ってくるこのポケモンがいるとTODを仕掛けづらく厳しい。

〇コノヨザル
胞子無効+挑発持ちのポケモン。鬼火無効・ムーンフォース半減の炎テラスが面倒くさく、窮屈な立ち回りを強いられる。

〇草テラス+ソウブレイズなど
ウルガモスで切り替えせない草テラス全般が厳しい。ウルガッサを出さない、またはセグレイブを出して草テラスにリスクを付けられるように選出する。

〇クエスパトラギミック
クエスパトラがエース、またはコノヨザルやサーフゴーにバトンする構築。クエスパトラとハバタクカミを対面させてコノヨザルにバトンできないようにしつつ、サーフゴーに対してはキノガッサでTODを仕掛ける以外の勝ち筋がほとんどない。

■選出

キノガッサ+@2
サーフゴーやハバタクカミ入りにはウルガモスを選出する。残りは最も対面有利を取れそうなポケモンを選出し、数的有利を確保してからTODを仕掛ける。

セグカミマスカから2枠+ウルガロトムから1枠
キノガッサを出せない時の選出。対面+クッション。大体ロトムが入ってくる。ウルガロトム+@1でも良い。削った後にセグカミマスカのいずれかでスイープする。

■まとめ

長くなってしまいましたがここまで閲覧していただきありがとうございます。SVで2度目のレート2000超え、初の最終3桁を達成する事ができ非常に嬉しく思います。1ROMで特攻しているため、最終日の朝8時時点で1000位をギリギリ割った時には焦りましたが、なんとか勝って3桁に戻ることができホッとしています。

また、混沌のパラドックス環境で結果を残した構築の記事が出回ることで、シーズン4はまた環境が変わるかと思います。次のシーズンも楽しんでいきましょう。それでは良きポケモンライフを!

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