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事務局長という役職について。

4/10にIRENKAKOTAN合同会社という北海道・札幌で街づくりを行う会社を立ち上げ、事務局長に就任しました。

弊社では、若者だからこそ作れる表現を活かし、それら街で生まれる事業や活動を伝えれることを最大の武器として、札幌だけでなく函館でも街づくりに関わる事業の企画や運営、それらを PRする広報物の制作を仲間たちとチームで行っていきたいと考えています。

本記事では、事務局長という役職を作った意図。なぜ事務局長という役職なのか。という点について述べていきたいと思います。

事務局長の職務

事務局長としての大まかな職務は以下になります。
・ プロジェクトの予算管理及び進捗管理,全体の統括
・ 法人運営に関わるバックオフィス業務 

一言で言い表すと「CEOの方針に従って経営方針・業務内容を執行する」という職務です。
もう、お気づきの方もいらっしゃると思うのですが弊社での実質的なCOO(Chief Operating Officer)が、この事務局長という役職になっています。

目指すのは横の組織


我々、IRENKAKOTANの目指す先は、特定の集団を頂点とした縦の組織ではなく、クリエイターと我々が、できる限り対等に接することができる。
横の組織で有るべきだと考えています。

弊社は「1つのプロダクトとしての会社の形」を実験するため、ギルド制を採用しており、共同創業者や、その他のクリエイターがメンバーとして参画し、それぞれ個人として業務委託契約を結び、業務ベースではなく、プロジェクトベースで事業に参画し、会社運営上の必要なことはみんなで決め、会社のリソースは各々が必要な時に使い、必要なだけ会社に関わるというフラットな関係性の構築を目指しています。

そんな組織だからこそ、創業者達が個人として目立ってしまうと創業者達だけの組織になってしまい。ただのフリーランスの集団と化してしまいます。
我々が、IRENKAKOTANというチームでプロジェクトを進めていくためにはそれは避けなければなりませんでした。

CCO(Cheif Creative Officer)について

もうひとりの共同創業者「田畑快」はCCOという役職に就いています。
CCOは我々が勝手に定義した役職であり、自身もクリエイターとして活動しながら「クリエイターの統括」という役割を担っています。

CEO・CCOと合わせるために私の役職はCOO(Cheif Operating Officer)になる予定だったのですが、この役職はこれから作ろうとしていく会社のカルチャーに合わないのではないか。という疑問が生じてきました。

CCOという役職は、名前を聞くだけで大まかに何をやっているのか分かりますし、会社としてCCOという役職の周知を図ることが出来ます。

しかし、COOの場合は少し話が違ってきます。
・ 海外では一般的に定義されている役職であるが、日本ではあまり周知されていない。
・会社によって役務が微妙に異なる。

この2点が組み合わさリ、日本では実質的な副社長ポジションになっており、COO個人の明確な役割を示される前に、なんか偉い人という認識になってしまっている。という実情があると私は考えていました。

そうなってしまうと、私とCEOの種市とフリーランスの皆さんという認識になってしまいかねません。

そんな中で、会社の運営事務全般を行う私の役割を明確に示す役割こそが「事務局長」だったのです。

チームとして見てもらうためには?

私がわざわざ「事務局長」と名乗っているのもすべてIRENKAKOTANをチームとして見てもらうためでした。

もちろん、会社の初期は〇〇さんの会社として見てもらって仕事を頂いていくという方針の方が都合がいいのですが、組織が属人化していくとその人の範囲の中でしか動けない会社になってしまい、組織としての成長限界が必ず来ます。

組織を属人化させないためにも、経営層の役割を明確に示し他者に引き継ぐことが可能な状態にしておく必要がありました。
全ては組織の10年後20年後を見据えた判断です。

IRENKAKOTANが横の組織であり続けるために、事務局長という役職があります。
COOと比べると少し分かりづらい役職ではありますが、お付き合いいただければと思います。


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