えんこば をもう少し【rika_03】
先日の記事では勝手に中学理科の解説をしてみました。
教育系動画をちらちら見ながら勉強中です。
色が変わる実験っていくつかある。
フェノールフタレイン、BTB、リトマス…
何が何色?
どうか難しく考えすぎないでください。
そして嫌がらないで!これも楽しみましょう!
意外と無いと困る「色が変わる」についてもう少し解説します。
さて、なんでこんな実験をするのか?
じゃあ色が変わらなかったら…と想像してみよう!
前回記事でも、「携帯電話の水没を示す赤色」という例を紹介した。
さらに、今ならわかるかな?コロナの検査(PCR)もそう…
色がなかったら、色が変化しなかったら検査は成立しません。
これは「見えないものを見ようとするチカラ」によるもの。
ウイルスに感染しているかどうかは、見た目ではわかりませんね。
目に見えないウイルスを見える形にして、人間が治療や対応を行うために知らせるチカラです。
そう、「変化(変わったこと)」や「違い」を可視化するために色を利用しています
ほぼ全てのものはコントラストによって「判断」する
「なんかそんな気がする」
これも、通常との違いを検知したもの
クイズ王伊沢くんが、今日は答えられない…間違いを連発!
なんかいつもと違うなぁ…。
いつも全問正解、早押しも強い、間違えない…。
なのに、どうした!?
…そう、通常である「全問正解完全無欠」(比較対象)とそうでない姿とのコントラストにより、伊沢の不調・違和感を認識することができますね。
塩化コバルト紙が何色から何色に変わるのかなんて本当はどうでもいい
でも、テストに出るからねぇ。
えぇ、はっきり言って教育批判しますよ。
こんな覚えてばっかりだから研究者が育たないのではないかと思うんですわ。(本当に賢くないと解けない問題・受験もあるんですけどね。)
「理科の実験の本質」つまり「研究」は…
何かよくわからない「もの・こと」に対し、
① 何が起こっているかを想像し(仮説)
② わかるものを使って、ちょっとずつやってみて(検証)
③ 想像と結果から想像し(考察)
④ 人に説明すること(論文・発表)
なので、塩化コバルト紙を使わなくてもいい。
炭酸水素ナトリウムを熱分解して発生した液体に、ナトリウムを浸して爆発したら水だと判断してもいいと思うんですよね。
実験として危険すぎるので、やらないですが😁
熱分解を学ぶ上でとても都合の良い実験だった
炭酸水素ナトリウムの実験系はとてもよい教材ですね。それはわかります。
しかし、そこにすがってしまったんでしょうね。
実験として都合の良いことは間違いないです。
・熱をかけると分解すること
・個体、液体、気体に分かれる
・二酸化炭素と石灰水も登場させられる
などなど、1粒で何度も美味しいやつです。
ただ、問題の出し方や伝え方に問題があるのかもしれませんね。
良問・題材が良すぎて、フォーマットになってしまったわけです。
言い換えると「覚えればいいもの」になってしまったと考えます。
そして、穴抜き問題になってしまいました。
そうではなくて、本来はどんなことが起こるかな?を想像し、仮説と検証方法を学ぶべきだとおもいます。
さいごに
昨今、検査キットや実験キットを作ってきた私が言うのも何なんですが、考えなくてもできるものが多すぎる気がしますね。
便利になった分、応用が効かなくなってきています…。
見えないものを見ようとして…
見えてるものを見落として…
天体観測 by bump of chicken
望遠鏡の代わりに顕微鏡を担いで、
noteで教育批判するゆうゆうでした😁
「えんこば」は一旦終了!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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