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リュウか、ケンか、サガットか…_rika_06

コチラは残念ながらゲーム【ストリートファイター】とは全く関係がございません

以下しばらくはフィクションです。

今日もまねび茶屋にてお茶を頂いておりましたところ、
かすみさんが「リュウか?リュウか?」と右往左往しておりました…


私:「やあかすみさん。ストIIですかぃ?リュウなら波動拳、ケンなら昇龍拳に強みがありますよ」

かすみ:「んあ?タイガーアッパーカット喰らわすぞゴルァ。…違うよ、リュウか?じゃなくて、硫化だよ、硫化!」



…硫化?(モジモジくんのように首をかしげてね)

さあ、今回も勝手に始まる解説シリーズ、お楽しみ下さい😆

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硫化銅・硫化鉄の実験

硫黄と銅もしくは鉄を混ぜて加熱する実験です。どんなことがおこるかについては、コチラを参照下さい。(写真がたくさんでわかりやすいね。)

この実験は何を伝えたいのでしょう…。
中学生にとって何を学ぶべきなんでしょう?


1回Disりますね、教育方法

「塩化コバルト紙ってなんなん?」でも触れました、熱を加える実験です。
授業の順番的にどっちが先かわかりませんが、
物質に熱を加えるときは、水が出て試験管が割れるかもしれないから口は下を向けろって習ったんですけど!

はい!あなた!正解!
でも、間違い!

これって、実験結果ありきじゃないですかぃ😅
じゃあ、白い粉のときは下向き、黒い粉のときは上向き?
…はぁ?

素直に爆発させようぜ〜!😁



炭酸水素ナトリウムの実験との違い

炭酸水素ナトリウムは、炭酸(ガス)・水(液体)・ナトリウム(金属)
もともと別々の物質が反応してできた結果の結晶
それを熱を与えることで分解する実験でした。

硫化銅は、銅(金属)と硫黄(金属とは言わないが、硫黄)
今度は炭酸水素ナトリウムとは逆に、ピュアな者同士を熱を与えることでくっつける実験です。

どちらも共通しているのは熱を加えること


熱(エネルギー)というのは、重い腰を上げる効果があるとおもいます。(活性化エネルギーというのですが、中学では知らなくていいです)
おそらくこのことを学ぶべき2つの実験なんだとおもいますが、伝わっているでしょうか?


重い腰を上げる…!?

銅も硫黄も独身貴族
でも、本当は結婚したいと思っていますが、経済力もあるし、別にしなければ行けないわけではない。だけど、誰かいい人がいたら是非したい。そう思っています。お互いに

ひょんなことで銅と硫黄が隣り合わせに座ったときに
「なんか君たちお似合いじゃない?ヒューヒュー!」といったように、ガスバーナーで煽られます。

もともと、誰かと一緒になりたいなんて思っていた二人ですから、きっかけさえ有れば自然と盛り上がっていくわけですよ。そうやってできる硫化銅は、ちょっと炙っただけですぐに出来上がります。

と言ったように、熱は腰の重い状態から一時的にやる気を与えます

重い腰を上げる…!?②

炭酸水素ナトリウムは二酸化炭素と水と炭酸ナトリウムに別れました。
ナトリウムという放って置けない赤ちゃんが居るような家族

水は別れたいと思っています。でもナトリウムを放って置けない。
二酸化炭素は酸素を一つ残してくれるならナトリウムを引き取るよと交渉します。正直、水素のことを邪魔に思っていました。自分だけのほうがナトリウムともウマくやっていく自信があった。でも財産分与とか色々面倒で、分かれるもの面倒…。

そこに、熱がやってきて言います。
「面倒だけど、別れたほうがお互い楽でしょ?」

そんな感情的な話じゃないと思いますがそんなイメージ😅


つまり…?

世の中の物質は常に、楽な方へ流れます。
上がったテンションは冷めます。冷めたときには楽になりたい。

物質によって、また物質同士の相性によってその楽さは違います。
一旦ちょっと違和感があっても落ち着いてしまえば、わざわざ動きたくはないですよね。

もうちょっと楽な落とし所あるけど、妥協している状態ってありますよ。

熱を加えても、熱を加える前のほうが楽なら、熱を加える前に戻ってきます。自然なことです。


つまり、熱を加えることによって「まぁいいか…」と、
妥協していた状態から重い腰を上げて、あわよくば楽な方へ
それが熱を加えるということです。


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何を学ぶべきだったのか?①

書き始めて思った、超説明難しい。

この2つの実験から、人間は何を学べばよかったのか…。

熱を加えると物質が分解するのはなんで?
熱を加えると物質が結合するのはなんで?
答えは「どちらもその方が結局楽だから」です。

銅も鉄も硫黄も、「なんで結婚したいと思っていたのか?」は、中学理科では説明が難しいですね。説明は高校の理論化学の範囲です。
ただ、まるっと反応を覚えるよりもマシかなとはおもいます。

この「硫化」は結構特殊で、硫黄の不思議さはもう少し語られるべきなんですが、あまり語られていません。-2, 0 , +2, +4, +6と価数をもてる硫黄…すごくね?鉄、銅、銀でも起こります。硫化銀あります。硫化金もあるらしい。


何を学ぶべきだったのか?②

硫化も凄いことだけど、説明が難しい。
もしかすると硫黄の匂いかな?

硫化水素や硫酸といったこの「硫」のことか?
硫黄はいろいろな部分に潜んでいます。カラダの中にもあります。

卵の腐ったような匂いのするオナラもありますね。危険信号でもある。

酸化じゃあ地味だから、匂いのある硫化もやっておこう…的な?


最後に

なんで、この実験だったんでしょう。
この問いがわからないと、なんのために覚えるのか?ただ覚えるだけでは、

化学=つまらない学問

になってしまうのではないでしょうか?



理科離れを嘆くなら、生活に近い理科をもっと取り上げようよ。

理科なんて、絶対に離れてないのに、離しているのは教育じゃないか!?




最後まで読んでいただきありがとうございます。
(なんとか最後の一文を絞りだせてよかった、まとまった😆)

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