見出し画像

「汚れ」はどこへいったか?_rika_09-5

「洗濯科学」と題してまずは「水」から始まり、
ようやくここで「汚れ」までたどり着いた理科note-09-5です。ヨロシク!

画像1

「理科note」ってなんだろう?

子供の頃、理科苦手だったなぁ、
子供に教えるにも理科ってどう教えていいんだろう…
そんな声、あるとおもいます。

でもでもでもでも、普段生活している中にいっぱい理科が潜んでいます。
皆さん、理科を使いこなして居るはずなんです。

普段の生活、見方・視点を変えれば理科もきっと楽しい!
30代後半から40代にしか伝わらない「例え」をしちゃいます。お子さんにそのまま使用することはできませんので、あしからず😆

かすみさん、みほさんが運営する「まねび茶屋」にも掲載していただいています。かすみさんのスタンドFMでも私の理科noteの始まりを紹介して戴きました。

画像2

今日は「汚れ」だよ!

汚れているのは大人の心だ…なんて哲学的な話は別途したいものですが、
普段目につく「汚れ」を上げてみましょう。

・油(食事)
・土(運動)
・汗(血液含む)
・塗料(お絵かき・ペンキなど)
・ホコリ(粒子)

続いて、汚れられる?汚れを受けるものは?

・衣類(繊維)
・食器(陶器やステンレス)
・カラダ(皮膚)
・空気・空間
・家(床や壁)

改めて見ると、いろんな汚れと日々戦っているんだなとおもいますね。(壮大な記事になりそうな予感しませんか?😆)


ここで問題!

上に上げた5つの「汚れ」
「えんこば」こと塩化コバルト紙が赤く反応するものはどれ?









正解は「汗」ですね!(一部水性の塗料は反応します)

ここでポイントは、
「汚れ」の殆どは「水じゃない物質」です。
こんなに水に囲まれて生きているのに、こんなにたくさん水以外のものに汚されています。

言い換えると、汚れのほとんどが「水に溶けない物質」であるということ。
(もう一つ科学しちゃうと、ほとんどが「有機物」である。)


タイトル:「汚れ」はどこへ行ったか?

最後まで迷ったタイトルは、「汚れているかはあなた次第」でした。
汚れはどこに行くのか、いろいろと想像してみましょう!


想像①

ダイニングテーブル、夕食のハンバーク
ハンバーグのソースがテーブルに落ちました。

テーブルにある「ハンバーグソース」は汚れですね。

ティッシュ、もしくは布巾で取り除きます。

テーブルからハンバーグソース(汚れ)はなくなり、キレイになりました。


いや、実際「汚れ」はなくなっていない、消えたわけではない

ただ、ティッシュ(布巾)に移動しただけ


想像②

続いて、ハンバーグを食べたあとの食器を見てみよう

洗剤とスポンジによって、お皿から「汚れ」はなくなった…ように見える。

ただ、洗剤と水によってお皿から引き離された汚れは、排水溝を伝って浄水場に向かっているだけだ。


そう、汚れは「落ちる」が「消え」はしない。


そう、衣類についた汚れも一見白くなって消えたように思えるが、実際には消えてなくなることは無い。


想像③

ちょっと食卓から離れて、黒板とチョークを想像してみましょう。これはホワイトボードでもOK

チョークで書かれた文字、例えば数式がいくつか書いてあるとしよう。

しかし、この数式は、国語の授業に取っては、消し忘れ、つまり「汚れ」とも言える。

黒板消しで数式を消す…。

そう、消えたのは黒板から。しかし、チョークの粉自体は黒板消し上に存在・移っただけです。

チョークの粉は、黒板よりも黒板消しの方が仲がいい。そして、実際には消えるわけでは無い。


「汚れが落ちる」とは、汚れが別の所に「移動する」ことと同じ意味である。

黒板から黒板消しへ

お皿の上から浄水場へ


洋服に付けたシミは、「消す」ではなく、
どこかに移動させなければならないと思って下さい。

「水と仲の良い汚れ」=「汗など」は、水と一緒に流すことができます。
しかし多くの「汚れ」は水以外のものと仲が良いです。
油汚れも、土汚れも、水よりも繊維とのほうが圧倒的に仲が良いです。

だから水だけでは汚れは落ちません。


次回は、
汚れと水を仲良くさせる「石鹸・洗剤」について
触れていこうとおもいます。



学校では習わない「日常の理科」いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?