僕が「漫画の絵」を意識してから、19歳のとき「ちゃんと絵を練習してみよう」と思い付くまでの道のり。
「漫画の絵って、アニメの絵とか図工の絵となんかちがうなあ」
と思ったのが小3ごろでした。
当時ポケットモンスターSPECIALが大好きで、
描かれている髪をよく見たら
「なんか細かい点々で出来てる?」
ということに気づきました。
これが、漫画を描く人ならおなじみの
「スクリーントーン」との出会いでした。
今でもやってるのかもしれませんが、当時のコロコロコミックには
”漫画の描き方講座”的な漫画が掲載されていて、
「スクリーントーンはカッターで切って原稿に貼る」
「回想シーンのときコマ枠の外は黒で塗りつぶす」
「つけペンにインクをつけて描く」
とか、漫画の技法はそれで覚えました。
それと同時期に、
「漫画キャラの目の形はリアルな人間とは違う!」
と気づき、目の練習ばっかりしていました。
(これは絵を描き始めた人あるある)
ただ、
当時の僕は絵よりもゲームやってる方が楽しかったので
学校以外の時間はずっとゲームやってました。
新しいゲームをやりつくしてしまい、暇だなと思うときは落書きしてました。
ということで、小学生ではたいして絵は描いていませんでした。
中学生のときはニコニコ動画ばかり見ていました。
中3のクラスは楽しく、絵で笑いを取れる機会がわりとありました。
絵で人を笑わせられた経験は大学時代につながりました。
そんな感じで、絵はちょいちょい描いてたものの、中学生でもまだちゃんとした絵は描けなかったです。
ただ、このころハンターハンターのキメラアント編をジャンプで読んで、
「ほぼスクリーントーンを使ってないのに漫画として成り立っている!」「無駄なコマが一切ない!」
と感動。なめまわすように読んでいました。
パームvsキルアは暗唱出来るほど何度も読んでしまった。
高校入学です。
それと同時に、スラムダンクを読んでドハマりしました。
ストーリーの面白さと、
「漫画の絵でこんなにリアルな人間が描けるのか!」という衝撃。
このときは山王戦の桜木を模写してました。
といっても、美術部に入るわけでもなく、大学受験で勉強ばっかしてたので、高校時代絵はそんな描いてませんでした。
意味わからん絵は描いてたけど。
大学1年の夏、最大のターニングポイントを迎えます。同級生とのカラオケで、僕がふざけて描いた栃木県佐野市のゆるキャラ「さのまる」がバカ受けしたんです。
調子に乗った僕は、ふざけた絵やキャラクターを描きまくりました。
カラオケDAMのお絵描き機能はモニターに絵を映すことができたので、いきなり絵を出して皆を爆笑させたりしました。
そのとき「こんな絵で楽しんでもらえるなら、ちゃんと練習したらスゲーことになるかも!?」
と、予感がしました。
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