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自己紹介 

1989年生まれ現在34歳
東京都北区生まれ
COMPANY
・合同会社ライフジュエル 代表社員 
https://lifejewel.com/
・合同会社PRADO 代表社員
https://blacktag.jp/

Restaurant
生ハムビストロ イべリヤ新宿御苑
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13261838/

株式会社CAMPFIRE
FOODジャンルキュレーションパートナー
総支援額2億円
2021年・2022年 年間アワード

実績
・イベリコ豚最古の原産地呼称D.Oギフエロにて、現地農場パートナーと
ハモンイベリコでは世界初となる有機認証を2022年にEUより承認されました。初回生産分は100本。そのうち50本を購入しております。

・世界遺産サンティアゴ巡礼地と西国三十三所との巡礼文化協定セレモニーにて純血統イベリコ生ハムの提供。

・地球の歩き方にて、スペイン産生ハムコーディネーター掲載
・国産生ハム協会生産者サミットでの講師。
・生ハムの製造アドバイザーなど。
・クラウドファンディングにて生ハムプロジェクト支援総額6000万円以上
・学会や食セミナーでの講師、イベントの主催など
・その他テレビ出演等

経歴
高校卒業後、交換留学プログラムでシアトルの大学に半年間留学。
帰国後、国内の大学に通いながら東南アジアをバックパック。
大学卒業後スペインに訪れ、その際に食べた生ハムの味に感動
世界一の生ハム生産国スペインで、一番美味しい生ハムって何だろうと疑問に思いスペイン全土をバスで2か月かけて一周。
各地の熟成生ハムを食べ比べ
一番美味しいと感じた生産者たちと一緒に
10年近く熟成生ハムの生産や輸入卸販売などを行っております。

【ご挨拶】
合同会社ライフジュエルの山田と申します!
世界一の生ハム生産量を誇るスペインで
純血統イベリコ豚の熟成生ハムにこだわり
世界で一番美味しい生ハムを体現する取り組みを行っています!

スペインはイベリコ豚のD.Oギフエロにて、現地パートナー農場と10年ほどの付き合いになります。
99%が分業制のスペインで、餌の農場から、シリアル飼料の製造、養豚場、生ハムの製造まで全て自社一貫で行っております。
新宿区2つ分の広さを誇る放牧場では、自生する樫の実と野草を食べて育て上げるベジョータランクや、放牧させつつも穀物飼料を与えて育てるセボデカンポランクの2つを飼育しています。

日々食べる物が美味しいが幸せ。
スペインに初めて訪れた際に食べた生ハムがあまりに美味しく
「今まで食べていた生ハムは生ハムじゃなかったのか」と驚愕しました。
世界一の生ハム生産量を誇るスペインで、一番美味しい生ハムってどんな味だろうと気になり、そのまま2か月ほどかけてスペインをバスで一周。
各地の生ハム生産者や生ハムを食べ比べました。
身近な食べ物が美味しくて、それが幸せ。
食は人を幸せにするのだと衝撃を受けました。
家族や友人にも食べさせたいと考えましたが、検疫の関係で断念。
日本に帰ってきてからも、あの味が忘れられなくなり
国内百貨店などを巡ってハモンイベリコを食べ回りますが
現地で食べた味には程遠く、身近で美味しいとはかけ離れてました。

無いなら自分で入れば良い。個人でダメなら法人にすればいい
無いなら自分で輸入すれば良いかと、当時23歳だった私は特に深く考えず
スペインから帰ってきた翌週またスペインに飛び立ちました。
そしてスペインを一周した中で、一番美味しいと感じたギフエロ村の生ハム生産者に会いに行きました。

アポを取って、輸入したいと伝えに農場まで家から30時間以上かけて訪れましたが玄関先で軽く対応されてお終いでした。
どう見ても若者で何の実績もない事もありましたが、彼らは日本のマーケットに関して良く調べていました。
スペインではハモンイベリコとして販売するには様々な法律や規定があります。血統や飼育環境、飼育年数、熟成期間、屠畜時の体重など。
彼らは3代にも亘りそれらを遵守し、より美味しいハモンイベリコを目指していました。
しかし日本のマーケットを視察した際に
到底スペインではハモンイベリコと呼べない物や販売出来ない代物が高価格でハモンイベリコと販売され、明らかにブランドイメージを毀損していて大きなショックを受けたと話していました。
わざわざそんなマーケットに販売しなくても、ヨーロッパ内のレストランなどで完売しているし、ブランド名だけ欲しがる日本に興味がない。
ときっぱり断られました。

説得と輸入準備の1年半
その後も、生産者を訪問し
日本のマーケットを理解してもらう為に日本を案内したりと1年半ほど付き合いが続きました。
既に仲良くなって4回目のスペイン訪問時に、東急ハンズで風鈴を手土産に持っていきました。
到着してランチを食べてお土産で渡し
「日本人は風の微妙なニュアンスを音と言葉で楽しめる繊細な文化を持っています。あなた達の繊細な生ハムを本当に理解できるのは日本人です。」
と伝えて帰ると、そこまで言うなら好きにやったら良い。
1ケースでも好きなように対応すると根負けしてくれました。
そこから、年に2-3回ほどスペインの農場に行っては
製品の規格の打合せや、生ハムの勉強をさせて頂きながら輸入開始となり今に至ります。

美味しいの目指し方
ローマ時代から続くスペインの生ハム伝統文化は現在完全分業制となり、生産効率重視型と品質重視型の2極化に進んでいます。
高級生ハムであるハモンイベリコも、関連会社は1000社近くになると言われ
餌専門の会社や繁殖、飼育だけの会社。市場を通して生ハムの原料を買い付け熟成だけする会社、カットやパッキングだけ行う会社など多岐にわたります。
その為このブランドの生ハムは昨年は美味しかったけど、今年は微妙なんてことも。
また、伝統的な食文化であるがために
なぜこの製造方法なのか、何がどのような味に影響しているのか良く分からず作っていることもしばしば。
例えば、同じローマ時代から続くイタリアとスペインでは製造方法は大きく違います。
しかし、なぜその様な違いが生まれたのかあまり良く分かっていません。
そこで、最高の美味しいを目指す為に
様々な取り組みを行っています。
まずは全て自社一貫。
新宿区2つほどの広さを誇る農場では、餌となる穀物やそれをブレンドするプラント。豚の繁殖場や養豚場。食肉工場や生ハムの熟成庫、加工場まで全て自社一貫で行っています。
飼育しているイベリコ豚は全て純血統種。
スペインでは現在98%近くのイベリコ豚はデュロック種との掛け合わせです。和牛と同じく個体識別番号が振り分けられ、血統や飼育期間、と殺時期や屠畜時の重さ、薬などの履歴などが管理されています。
そのわずか2%前後しかいない純血統のイベリコ豚のみで生ハムを作ることに専念しています。
理由は単純に美味しいから。

純血統イベリコは成長が遅く(通常の三元豚が5か月で屠畜されるのに対し混血のイベリコ豚は12か月。私たちの純血統イベリコは17か月の飼育)
肉の歩留まりも悪い豚ですが、その分うま味の元となるミオグロビンが豊富で熟成させた際には唯一無二の美味しさに変化します。
また、ベジョータの放牧も通常は1頭につき1ヘクタールの広さを基準としますが、その倍の2ヘクタールの広さで放牧します。
(ベジョータと名乗るためには11月から2月のモンタネラと呼ばれる放牧時期に46キロ以上の体重増をコルク樫の実を中心とした自然の餌のみでクリアする必要があります)

D.Oギフエロは急こう配のある標高1000メートルほどの山脈に近い森林です。
なだらかなその他の産地と比べると、水はけがよく日当たりがいい為
樫の実の栄養が凝縮します。
また、餌の樫の実を求めて山を登り
水場を求めて山を下り
寝床を求めてなだらかな斜面を探す為
運動量も多くなります。
その分食べる量も増えるので、通常の2倍の広さとなります。


大学の研究機関と協力して母豚の




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