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「僕の目が乱視で良かった」

今の時代、様々な端末で映像コンテンツを楽しむことができる。そんな数ある視聴方法がある中、僕はiPhoneで映像を見る。テレビやパソコンも持っているけれどiPhoneで。それもベットに寝転びながら、部屋を真っ暗にして、ブルーライトなんか一切気にもせず、裸眼で出来るだけ目に近いところで見るようにしている。

元々、小さい頃にポケットモンスター金版をやりまくって(ヒノアラシをバクフーンにしてかえんぐるまを使いまくって、100レベにしたらまた最初からやるのを繰り返していた)乱視になった自分の目を嫌に思っていたが、今はこの乱視が少し好きになっている。コンタクトを外すと視界がすごいぼやける。すごい湯気が立っているスーパー銭湯のあの感じに似ている。それがとても気持ちいいのだ。

そんな目だから、くっきり見えるところまでiPhoneを近づけて、様々な映像を見る。乱視でぼやけていた視点が映像にピントがあった瞬間、僕だけの世界になる。3Dメガネ?VR?そんなのは要らない。この目で僕は映像の世界に吸い込まれているのだ。

この状態でおすすめする映像コンテンツはまずは映画だろう。「きみの鳥はうたえる」という映画で朝方の函館のシーンがあるんだけど、あの瞬間、僕は路面電車がまだ走っていない朝方の函館に間違いなくいたね。函館の早朝はすごい気持ちよかったよ。体がゆらゆらしているのがわかったもん。

あと、僕がこの見方で一番おすすめするのはアダルト映像だ。これが一番良い。まず、座りながらオナニーをする人はもうやめた方がいいよ。それ、ちゃんと幸せになっているかい?惰性になっていないかい?僕はそんなさみしい人たちに言いたい。ベットに寝転びながらしなさいと。そして、裸眼で出来るだけiPhoneを目に近づけてアダルト映像を見なさいと。そうするとどうだろう?体は重力に預けちゃってリラックスした状態に。視界がアダルトビデオにしかピントが合っていないので、周りの状況は一切把握出来ない状態でアダルト映像のみが頭の中に入ってくる。そんな状態でするオナニーは心身共に癒されるだろう。そうすればね、みんなイライラしないでしょ。

そんな夜を過ごして、また朝がやってくる。みんなはもう動き出しているのだろう。そんな現実を見たくない僕は乱視のままカーテンを開ける。

差し込む光「もうええて」


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