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オーストラリアでのケガと医療と保険について

こんにちは、yuheiと言います。
2023年2月よりワーホリ制度を利用してオーストラリアに滞在しています。

そんな中、豪国内にて右手首骨折という大きな怪我をしてしまいました。
怪我から回復した今、私が体験したオーストラリア国内での診察・手術・リハビリ・保険金支払いについて情報共有をしたいと思い、ここで発信することにしました。


・初診はGPへ


オーストラリアで初診にかかる場合は、まずGPという総合診療所に行きます。骨折であれ風邪であれ、直接ホスピタル(病院)に向かうのではなくGPへ向かってください。
診察後、医師の紹介を経て必要があれば病院へ行き専門的な治療を受ける流れになります。
以下、初診から通院終了(私の場合)までの簡単な流れです。

GPにて診察、骨折に対する簡単な治療

GPの紹介を経て後日ホスピタルで専門的な診察を受ける。切開手術が必要だと判明。手術説明と手術日の日程を組む。

再度来院し手術。1泊入院する。

手術1週間後、再度ホスピタルへ行き術後経過の観察とリハビリの説明を受ける。ホスピタルでのリハビリは高額なため、医師からハンドクリニック(リハビリ専門店)の紹介を受ける。

1月ほどハンドクリニックに通う。

術後6週間後、ホスピタルにて最終診察。経過良好な為、これを最後に通院終了。Certificate(農業など肉体労働に復帰しても大丈夫ですよという医師の判断を証明する資料)をもらう。


・金額について


日本円にして合計約140万円ほどかかりました。私はEPOSカードの付帯保険を使い治療を受けました。200万円の範囲内で医療費を負担してくれる保険で、診察・レントゲン・手術・入院代・通院費全てが支払われたため実質0円で治療を受けることができました。


EPOSカード付帯保険について


EPOSクレジットカードには付帯保険が設定されていて、入国後3ヶ月以内に発生したケガに対する治療費が200万円の範囲内で支払われます。
基本的には自身で医療費を支払い、後日保険会社へ保険金請求することでお金が指定口座へ振り込まれる流れになります。
ただし、治療費が高額である場合は保険会社が直接病院とやりとりをし、直接決済をしてくれます。
渡豪中ケガをした際は、上記リンクから「緊急医療アシスタントサービス」を利用してください

・保険金請求や医療費支払いについて


怪我をしGPやホスピタルにかかる際は、EPOSカードのHPから「緊急医療アシスタントサービス」に連絡をしてください。日本人の担当の方が対応してくれます。
もし医療費が自費で立て替えることができない場合は、この担当者の方に相談してください。保険金限度額の範囲内で病院に直接支払いをしてくれます。

しかし、リハビリや通院費は保険金請求書を使って後日保険会社へ請求する形になります。
保険金請求書はPDFの形で、保険会社の担当者がメール送信してくれます。緊急医療アシスタントサービスへ連絡した際に送信先のメールアドレスを聞かれます。また、保険金請求書とともに送付しなくてはならない資料についても説明してくれるので、それら資料を医療機関から忘れずに貰いましょう。

ちなみに、私はリハビリする際ハンドクリニック(リハビリ専門店)を利用しましたが、本来ここにかかる費用は保険金の対象外です。なぜならハンドクリニックのスタッフは医師の資格を持っていないからです。
ホスピタルやGPの医師から紹介を受けてハンドクリニックに通っていることを証明できれば、保険金支払いの対象となります。
医師から紹介をうけハンドクリニックへ通う際は、その医師から紹介状を忘れずに書いて貰いましょう。

・医療機関では日本語でやりとりできる?


場所にもよりますが、基本英語でのやり取りになります。
ただし、電話にて無料で利用できる翻訳サービスがあり、医師に頼めば使わせてくれます。


・クレカの付帯保険以外で、安価な保険って何かある?


BUPAUNI-CAREという現地保険があります。UNI-CARE加入に関してはこちらのエージェントを使うと便利です。

BUPAに関するブログ:ブログ1ブログ2ブログ3
UNIーCAREに関するブログ:ブログ1ブログ2ブログ3

実は私、このユニケア保険に加入していました。それなのに何故EPOS付帯保険を使ったのかというと、私の加入形態だとリハビリ代がカバーされなかったからです。
私は毎3ヶ月払いでユニケアに加入しました。3ヶ月目以降も引き続きユニケアを利用したい場合は、再度加入手続きを行い保証期限を延長する必要があります。
この場合、延長前に負った怪我のリハビリであったとしても、延長後にかかったリハビリ代は保健適用の範囲外になります。

EPOS付帯保険であれば、入国後3ヶ月以内に負った負傷に対しては医療費が長期間にわたって保険金支払いの対象になります。
術後のリハビリまで考えると、通院終了する前にユニケア更新期日を跨いでしまう可能性が非常に高かったため、今回はEPOS付帯保険を使いました。


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