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耳だけSNSのClubhouse、これはすごいと感じた3つのルーム

最近話題のSNSといえばClubhouse.日本のルーム、海外のルーム、いくつか体験してみて感じた力量の差、それはモデレート力でした。

かつてEdcampで感じていたモデレート力の差

4年ほど前でしょうか、私は大阪でネィティブ講師が中心となったEdcamp開催に奔走していました。今はかなり広まったこの取り組みですが、当時日本語のEdcampはまだ少なく、あまり知られていませんでhした。このイベントでは知らない人同士が、教育についてその場で決めたお題を中心に議論します。

英語ネイティブ中心でしたが、日本人も半分ほどいて5つほどの部屋ができました。2つ3つ回ってみて気づいたのが議論を回す力量の差でした。日本人だけの部屋よりもずっと議論が活発なだけでなく、モデレータが前の人の意見を汲んだり、話していない人のところにうまくマイクを回したりして議論が活発になるよう仕向けていたのです。この辺りの力が耳だけSNSのClubhouseで必要とされているように感じました。

乙武さんと直接話したい人いる?の部屋

さて、先日参加したお部屋です。今一番多い形かもしれません。Daily Ochiaiなどもそうですね。メインで話をする人がいて、そこにゲストをいれる形で、残りの人はみな聞き役です。

この日はExitのカネチカさんがいらしていて、何やら語っていました。そこへ呼ばれたのが手を挙げていた一般人。「乙武さん、差別と偏見の違いについて教えてください」待ってました!と言わんばかりに論じる乙武さん。その辺りよく学んでおられてさすがのお話に釘付けになりました。そうこうするうちに、明日は早いからとカネチカさんも去り、一般人も入れ替わります。

Daily落合などもそうですが、こうしたタイプのお部屋は初心者にも楽しめてしかもうまくいけば自分も壇上に上がれる美味しいお部屋なのかもしれません。

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さすがの力量、アフリカ系アメリカ人が大激論!

ずらりと並ぶ知らない人。これは今朝聞いていたお部屋です。女性は搾取されているかというテーマだったと思います。とにかく喋る、機関銃のように喋ります。10人くらいでどんどんかぶせてくるし、展開も早い。

だけど、モデレーターが確認しながらガンガン捌きます。これはほんとうに勉強になりました。例えば、女性が言った経験談に噛み付いた男性に対して「先ほどの方のは全般ではなく、個人の体験談ですよね、あなたのことじゃありませんよ」とか、「先ほどの誰々さんの言ったことをもう一度Clarifyしてもらいましょう」など、事実と意見を分け、さらに誰が言った意見かも的確に示しながら振り分けているんです。

かと言ってモデレータ自身が語ることはなく、意見をいうこともない。まさにプロの技でした。

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テスラで有名なあのイーロンマスクがまさかのゲストを!

昨日から、あのイーロンマスクがClubhouseに出てくると聞いて楽しみにしていました。そして待っていると…あっという間にお部屋は5000人超え。それを横流しする部屋も5000人超え。こういう時YouTubeを探します。案の定、ライブストリーミングしているのを見つけました。

かなり長くて、雑務をしつつ聞いていましたが、途中で画面上がなんだか騒がしい。見てみると、大炎上しているではありませんか。

実は、イーロンマスク、ゲストを連れてきたのでした。そのゲストというのが、RobinhoodのCEO。今アメリカで最も話題になっている(悪い意味で)株取引のアプリです。簡単に言うと、名前は弱者救済のRobinhoodなのにここぞと言うときに大富豪側について弱者を切り捨てたのです。見ての通り、Twitterも大騒ぎです。

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こう言うところがClubhouseの醍醐味なのかもしれません。

私の部屋

今まさに私もClubhouseをしているのですが、それは「黙々部屋」やってきてくれた人に話しかけることはしますが、基本的に黙々と仕事をしています。そして、全てできたら22時に少し雑談をしようと言う趣旨です。これは私の画面です。フォロワーはこの時より100人ほど増えました。ぜひあなたもフォローしてくださいね!

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さいごに

最近受験界隈で話題なのが、共通テストの英語。四人が話すリスニングの問題とか、事実と意見の区別の問題、スキーマの理解が問われる問題など、センター試験とはまるで傾向が違うように見えます

でも、前からセンター試験でも、生徒がディベートする場面などを扱っていましたし、英語を使いながら学んでほしいと言うメッセージは出ていました。Clubhouseを通して感じるのは、こうした英語力を付けるのにもうってつけだと言うこと。グローバルスタンダードの英語に触れられますし、日本にはそういない卓越したモデレート力も耳にすることができます。

学校という場にも世界水準のコミュ力を持ち込みたい。そのためにまずは自分が学び、ルームで得られたことを仕事にも反映させたいと思います。

またどこかでお会いしましょう。



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