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オンライン授業のコツ:Zoom x Canva・Kahoot!・GoogleFormで楽しく!

オンラインでの教員研修を始めてはや5年。最近はほぼ毎週やっているので慣れている、つもりでした。と・こ・ろ・が!外国人講師のピンチヒッターで始めた英会話の授業を受け持ってみたら生徒はみんなスマホ。勝手が違うやないかーい!

今日は、スマホでも簡単にできて(比較的)お互いストレスの少ない授業アイデアを共有したいと思います。4技能にもフル対応ですよ!ポイントはチャットボックス です。

5min: 授業の最初は一言質問から!

授業の初めはチャットボックス に一言入力してもらうところからスタートします。先週は、これ。テーマがPet Peeveなので、聞いてみました。

Canvaで作成したもの。テンプレ、かわいい❤️

チャットボックス に入れておいてもらうと、誰が遅刻せずに来ていたか一目瞭然。その後、カメラ、マイクオンにしてもらって、同じ質問を聞いていきます。英語が苦手という生徒でもこれならOK! 思いつかなくてもチャットボックスにはみんなの答えが並んでいるから、気分も楽です。

英語が苦手な生徒も多い。自分もできる!と思ってもらいたい

オンラインで苦手な科目でしかも顔出しして何か言うのは普通の生徒にはものすごく嫌なことのはず。でも、これくらいならやってもいいよー、と言うことを授業に散りばめれば、少しずつ生徒も変わってきます。

15min: 教材を配信してブレイクアウトで練習

Canvaならアプリなしで動画や静止画などをリンク一本で共有できます。

「じゃあ、今から15分間ブレイクアウトルームで練習してきてください。覗きに行くからその時は最初からやってね。終わったらないようについて確認しておいてください。What happened to Eve?」

これを英語と日本語を混ぜてやっています。生徒のレベルよりちょっと上くらいのイメージで。指示は明確でないと路頭に迷うので、しっかりと。

「チャットボックス にリンクを送ったので、それが開いたらスクショ撮っておいてください。ブレイクアウトルームで使います!」

ブレイクアウトルームに覗きに行った時に会話などを評価しています。生徒はスクショを見ながらやっているのでカメラはオフですが、声は聞こえます。できていれば、オリジナルを作り始めるよう指示します。

15min: Kahoot!で内容や単語の確認

通常、教室でやっているKahoot!ですが、実は個人のペースで進めることも可能です。Startの横にある、Assignをクリックし、リンクをチャットボックス に貼ります。

「では、Kahoot!をやって内容の理解度を確認してみてください。最後に、結果を後で見れるリンクをコピーしておくといいですよ。終わったら戻ってきてカメラオンにして待ってね。行ってらっしゃいー!」

期限が終わると、結果が出揃います。わたしはKahoot!のスコアではなく、取り組んだかどうかだけ帳簿につけますが、こんな感じで見られます。満点が二人、すごい^^

Kahoot!の成績画面

15min: オリジナルスキットと振り返りはフォームを利用

次に、先ほどのペアとオリジナルスキットを作ります。アウトラインをGoogle Formに作ってあります。

Google Formは毎日の健康観察にも使っているので流石にできない生徒はいません。今回はスキットを入力してもらう形にしました。提出した際に時間も記録されるので、いつ出した、出さないもありません。ブレイクアウトルームをのぞいて回って、「なんか困ってない?大丈夫?」と聞いて回ります。

振り返り

最後に「振り返りまでできたらそのまま落ちていいよー。」と伝えておくとこれまたお互い楽ですね。

振り返りから学べることも多いです。

「何回も接続が切れてしまったりしたのですがトライしました!」
「初めてzoomでOCの授業を受けて自分の声が聞こえているのか分からなかったです。先生の声に返事していたけれど、聞こえているのかわからなかったことと、画面越しなので何をすれば良いのかが分かりにくかったからです。」
「最初ペアリーディングの時スムーズに読めなかったのが心残りです。ペアでオリジナルのpet peeveを作るときは、ある程度の題材を決める時、意見を出して、英文も一緒に考えることができました。お互い意見を出したから、スムーズに進めることができてとても良かったです😊」

いいことばかりではありません。接続が切れてしまった子もいれば、不安に思っている子もいたと分かりました。でも、全体的にはがんばれたと感じた生徒が多かったようです。

さいごに

なーんだ、この程度のことか、と思われたかもしれません。でも、わたしはオンライン授業で一番大事なのは参加のハードルを下げることだと思っています。

参加者が「やってみようかな」と思えること。
「やってみたらできた」と思えること。
それが一番です。今できる最適解で授業を進める。失敗もありますし、ブレイクアウトルームを間違って閉じちゃうことも(笑)申し訳ないけど、その時はごめんね!と謝って一緒に学べばいいんですよー!


いただいたサポートで参加者がハッピーになる仕掛けを増やします^^