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#高校

4週間、しあわせな教室について考えてみた(2)

前回の記事で3週目までしか書けなかったので、今日は講座の4週目、つまり最終週について書いてみます。理紗さんの講座では、かえつ有明高校の生徒二人が登場し、主だったところを説明したりブレイクアウトルームのファシリやまとめをしてくれました。 きっかけはピアフィードバックという本理紗さんが翻訳に携わられたこの本。FaceBookでシェアしたら次々と「購入しました!」「読みました!」「積んでます!」の声。これは何かしなければと思いました。ちょうど3年前、大阪で絶対コラボしましょうと約

4週間、しあわせな教室について考えてみた(1)

昨日の理紗さんの講座では、かえつ有明高校の生徒二人が登場し、主だったところを説明したりブレイクアウトルームのファシリやまとめをしてくれました。講座が終わった後、頭が冴えてしまってなかなか寝付けなかった人も多かったと思います。オーガニックな学びの基礎にあるのはオーガニックな土壌。昨日のお話の中にもそうしたキーワードがたくさん出てきました。 しあわせな♡教室の♡レシピこの講座では、 2/18:園元恭子さん♡しあわせな「関係性」生徒と教師・生徒同士のしあわせな関係性中学生1年生

Cuisinaire Rodsを使ったストテリで生徒が前のめりに喋り出した

ストテリにしろ、Persuasive essayにしろ、私が授業で扱うと、どうしても構造が先に来てしまいます。分析したり、それを使って創造したり。でもやはり、ちょっと小難しい。 それをネィティブのE先生に任せたら、いつも魔法がかかります。 Cuisinaire Rodsって何?この小さな積木のようなバーを使って、算数や語学などを教えるそうです。ビジュアルラーナー向けですが、誰でも視覚化した方が理解が深まるはず。日本の算数教材にも似たようなものがありそうですが、この大きさ、

スマホは文具、自ら学ぶ生徒が育つ世界史の授業とは

プロジェクションマッピングや、地元の起業家を巻き込んでプロジェクト型学習を推進している吉川さん。今回は普通の世界史の授業がどのように運営されているのか見てきました。テンポよく進めながらも全員が関わっている心地よい空間が伝わるといいな。 0)授業直前:わらわらと集まる生徒たち チャイムがなるまでの10分間、次々と生徒が集まってきました。あちこちで笑い声がします。着席と同時に、どうやら3人から4人のグループに別れて座るようです。スマホ片手に、自由な雰囲気ですが自分のSNSのチ