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レースフォーザギャラクシー 帝国対反乱軍&嵐の予兆 プレイ記録と初期惑星選択研究

この記事について

この記事は「ボードゲームに関わるエトセトラ Advent Calendar 2021」(https://adventar.org/calendars/6655)の21日目の記事として製作されました。ゲームの事を記事にするのは初めての試みです。よろしくお願いします。簡単に自己紹介だけします。A.I.Lab.遊というボードゲーム制作サークルに所属しております水野(yugu07)と申します。私がこれまでの人生で一番遊んでいる所謂アナログゲーム(オンラインでの対戦を含めて)は圧倒的に将棋だと思います。小学校1年生で親戚に教わって依頼数え切れない程やりました。(最近は専らオンラインでの対戦)その次はなにか?麻雀かな・・・こちらも多いと思います。そして第3位になるのが間違いなくレース・フォー・ザ・ギャラクシーです。今回はそのレース・フォー・ザ・ギャラクシーについて書きたいと思います。しかも、私が一番よいと思っている帝国対反乱軍&嵐の予兆に関する記事にしたいと思います。※拡張なしだとボロが出るってのもある・・・

レース・フォー・ザ・ギャラクシーについて

デザイン Tom Lehmann
プレイ時間 約30-60分
プレイ人数 2-4人
対象年齢 12歳以上
版元 Rio Grande Games
販売 ホビージャパン

カードを駆使し、みずからの星間国家を拡張せよ!
プレイヤーはそれぞれ能力が異なった星間国家を受け持ち、カードを引くための「探査」、社会的発展や開発を進める「発展」、他の星系を支配下にする「移住」、生産物を取引する「消費」、商品を生み出すための「生産」の各アクションを駆使し、星間国家を築き上げていく。勝利するためには、自分の最初の「ワールド」にとってベストな勝ち筋を計画し、他のプレイヤーの意図するところを見抜き、自分にとって最適なアクションを選ばなければならない。あなたはライバルのほかの星間国家に先駆け新たなる世界に版図を広げ、様々な技術や制度を開発し、自身の星間国家を最も繁栄したものとできるだろうか?(Hobby JAPAN公式サイト引用)

レース・フォー・ザ・ギャラクシーは100枚以上のカードを使って行うカードゲームです。プエルトリコの系譜であり、サンファンと近いシステムを持っています。ルールのインストは結構難儀ですが、覚えてしまえば簡単にプレイすることが出来ます。この拡張となるのが「嵐の予兆」と「帝国対反乱軍」です。その他にも「戦争の影」などの4つ以上の拡張が出されている人気シリーズです。

このゲームを最初にやったのはサークルメンバーが持っていてプレイされて貰いました。その後、好きで何回かやっているんですが、最近は専らBGAでオンラインプレイをしています。こういったカードゲームはオンラインでプレイすると準備が非常に楽というメリットがあります。オンラインの2人対戦であれば10分もかからずで1ゲームが終わります。暇な時にモクモクとプレイしているとプレイ回数が増えていくという恐ろしいゲームです。

●ルール説明

簡単にルールを説明します。ゲームは開始時に「初期ワールドカード」1枚、手札4枚から始まります。(選択の方法は拡張ルールで少し異なります)

ヴァリアブル・フェイズシステム

ラウンド開始時に各プレイヤーは自分が実行したいフェイズを同時に選択し、選ばれたフェーズを全プレイヤーが同時に実施します。(2人プレイの場合は2つ選択する)大きく分けてフェーズは「Ⅰ.探査 Ⅱ.発展 Ⅲ.移住 Ⅳ.交易/消費 Ⅴ.生産」です。

ざっくり説明すると「Ⅰ.探査」はカードを探索で獲得出来る。「Ⅱ.発展」はディベロップカードを場に出せる。「Ⅲ.移住」はワールドカードを場に出せる。「Ⅳ.交易/消費」は生産されている製品を交易または消費で売却してカードや得点を得ます。「Ⅴ.生産」は生産能力のあるワールドに製品を生産させます。

これを繰り返し、点数が全体で一定数取られるか、12枚のカードが場に出されたら点数の多い方が勝つというゲームです。

拡張の「嵐の予兆」「帝国対反乱軍」はカードの追加と共に目標カードが追加されます。これが凄くバランスが良く、このゲームをより素晴らしくしていると思っています。

BGAでのプレイ記録

昨年来のコロナ禍で直接ボードゲームをする機会が減ってしまった影響からBGAに課金をしてプレイするようになりました。色々なゲームを遊んでいますが、私がもっとも遊んでいるのは「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」です。ゲーム的には拡張込ならば6人までプレイ出来ますが、このゲームはほぼ2人プレイで行っっております。(※逆にオフラインプレイでは3人以上でのプレイでした。)2人用の場合、3人以上の場合とは少しルールが違っていて、1ターンに2個のアクションを選ぶことになります。

そんな私のBGAでのレースフォーザギャラクシーの記録はこんな感じ・・・

3894戦2114勝(2021/12/21 0:00現在)勝率.543 ランク354

全部2人戦をやっているわけではないが、これぐらいの成績。んーまあ、強豪のランクではあるが凄く強いってわけでもない。ランキングの変遷はこんな感じ

スクリーンショット 2021-12-21 0.28.38

最高ランクは500でちょうど世界100位までは行きました。調子によって連勝連敗が続く傾向にあります。ゲームとしてはそれなりに運の要素が強いゲームで私的に麻雀ぐらいのバランスなのではないかと思っています。(※そもそも麻雀は運ではなくかなり実力のゲームだと思っている)

初期惑星選択研究

さて、今回はちょっと攻略記事っぽくしようと100戦で記録をつけて見ました。それは初期惑星選択の研究です。このデータと4000試合近くこなしてきた感覚から初期惑星選択ランキングをつけました。(※ガッチリ好みもはいっています。)

第8位 遺棄鉱山の不法占拠者

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戦績:(【自分選択】8戦5勝3敗 【相手選択】10戦7勝3敗)
※相手選択時も自分の勝敗を記載
初期に軍事が1あり茶色が生産も出来る惑星なので使い勝手は悪くない。相手の生産に便乗できるのが良い。自分はそれなりに勝率を稼いだが、相手は選択される割に勝てていないがこれは私が生産戦略を取る率が平均よりも少ない為であろう。そういった意味で私は使いやすいが相手が使っても嫌ではない惑星である。

第7位 星間流浪の急襲者

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戦績:(【自分選択】8戦4勝4敗 【相手選択】8戦5勝3敗)
この惑星はもっと強いはずだけど、自分の勝率は5分。相手に使われてもこちらが勝ち越し出来ている。最初から軍事が1あり交易+2$は強力で軍事1のワールドがあればこれは鉄板で選ぶべき初期惑星でもあるはずだか・・・

第6位 古代種族

古代種族

戦績:(【自分選択】6戦4勝2敗 【相手選択】6戦3勝3敗)
初期単発生産惑星で緑をいきなり売却出来る強惑星だが、初期ハンドを一枚捨てる必要がある。おそらく3人以上でのプレイの場合はもっと使いやすいはずだが、2人用だとこの1枚ダウンでの遅れがその後に響くことが結構ある。もちろん出ているカードや中間目標次第の所もある。

第5位 工業用ロボット

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戦績:(【自分選択】7戦5勝2敗 【相手選択】5戦3勝2敗)
「嵐の予感」と「帝国対反乱軍」の拡張では相対的発展を重ねる戦略が強い傾向にある。これは目標カードに発展カードが出ていればなお強まる。特に2人戦で発展ダブル選択がうまく回ると相手がついて来れないくなる。そういった意味でdev系のこの初期惑星は強力となりやすいと思う。銀河開拓者との差は発展こちらが若干弱いが、こちらの方が生産戦略との相性も良いので実質は互角とみる。

第4位 銀河開発者

銀河開発者

戦績:(【自分選択】6戦5勝1敗 【相手選択】5戦3勝2敗)
「工業ロボット」よりも、発展の能力は強い。建てる前にカードが引けるの実質、発展-1よりも強い。注意が必要なのは消費能力がついているので、単発生産ワールドを出すタイミングが難しくなる点(意図せず商品を売らなければならなくなる)ただ、これに関しても2人戦の方がコントロールしやすく、欠点は出にくい。私は、この初期惑星での成績が良い。このカードが選択出来る場合、優先的に選択することが多い。

第3位 ニュースパルタ

ニュースパルタ

戦績:(【自分選択】8戦7勝1敗 【相手選択】4戦2勝2敗)
わかりやすい初期惑星。単純に軍事2。これは非常に強く軍事2で出せるワールドは1よりもかなり多いので単純に強い。私も8回使って7勝出来ているのは単純に強い。もちろんその他の持ちカード次第ではあるが、軍事2の緑、または黄色ワールドがあれば1Rで突き放せる。

第2位 アルファ・ケンタウリ星系

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戦績:(【自分選択】9戦6勝3敗 【相手選択】9戦4勝5敗)
いきなり茶を売却出来る、更に茶ワールドを安く出せる。拡張なしの時も最強だと思っていたが基本的にこのワールドは強い。採掘ロボットや鉱業コングロマリットのカードが出ればより分かりやすく戦える。自分の勝率はそこまででないが、相手に使われた場合負け越している数少ないワールド。迷ったらこれで間違いない。

第1位 銀河貿易特使

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戦績:(【自分選択】4戦3勝1分 【相手選択】6戦2勝4敗)
軍事惑星を非軍事化し-1コスで出せる能力は便利である。更に、消費時に単純に1ドローも強力。相手がどんな形の戦略をとっても比較的戦い安いカードになる。自分はこの100戦ではあまりでなかったのもあるが4戦負けなし、相手に使われた場合でも、負け越ししている。

欄外

一般的に強いと言われる「損傷異星種族工場」一応紹介しておこう。

損傷異性種族工場

戦績:(【自分選択】5戦1勝4敗 【相手選択】8戦6勝2敗)
勝てないし負けていない。いきなり黄色を生産出来るのは強いはずであるが、1枚カードを切らないと生産出来ないこともあり初期の出遅れの原因になりやすい。複数人戦ではもっと力を出すだろうが、特に2人戦だと遅れの影響が大きいのかもしれない。

おわりに

ここでは100戦のデータを元に勝手に初期惑星ランキングをつけたが、もちろん単純な話ではなく残りの6枚のカード(うち4枚)と目標に応じてより使いやすいだろう方向を決めるべきであります。その辺りも詳しく分析したかったが今回はここまでにしたいです。BGAでももう少し簡単でデータ分析出来るといいが解析ツールでも作って本格的にやってみるのも楽しいかもしれんなー。とにかく、レース・フォー・ザ・ギャラクシーは非常に良いゲームですのでみんなどんどんやりましょうー。

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