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【心理学】環境が優しさを奪う

人の行動原理の基本は損得勘定です。
困ってる人を助けることを援助行動と言いますが、これも「恩を売っておけばいつか自分が困ったときに助けてもらえる」という動機が隠れています。

ただ、顔見知りの多い村社会では恩が返ってくる可能性が高いのですが、流動性が高い匿名社会になると返ってくる可能性は低くなります
なので、都会は援助行動が減って冷たい社会になってしまうんですね。

また「自分の行動が誰かに見られている」というのも援助行動を促します。
村社会では、誰が何をしたのか分かってしまうので、道徳的な行動が促されます。
一方匿名性の高い社会では、誰も自分のことを知らないので、道徳的な行動を取る必要がない。
なので、自己中心的な考えになってしまうのです。

イラスト2

参考
図解雑学 世の中がわかる社会心理学』(齋藤勇監修)32-33頁

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