見出し画像

【イベントレポと考察】祈りの神社で学ぶclusterとVTuberのイベント様式

てつじんさん主催のイベントに参加いたしました!
神は熊猫土竜さんに似ているぱんもぐ神様が降臨!!
参拝にきたお客様が順番に願いを伝えて神の返事を仰ぐというイベントです。

当日は沢山の参拝、投げ銭(お布施?)が飛び交い大盛況でした!!
素敵な祈りを聞かせてくださったみなさんありがとうございました!!

clusterイベントのあれこれ

clusterでは、演者以外が入れないようにワールドに見えない境界線を張ることができます。
マイクも強制ミュートすることができるので、不特定多数に見せるイベントであっても安心してイベントを開くことが出来ます。

ですが、あえてこの措置をとらず
・だれでもマイク使用OK(近くの人にだけ聞こえる)
・ステージとの境界線なし
でイベントを開催している人もいます。
今回のイベントもそうです。
この取り組み方も少しずつ挑戦してみたいなと思いました。

VTuberであったり、なにかしら発信をしようと思った時って
どうしても「多くの人」に向けての施策を考えがち。
そうなると、演者に突進してきたり演者がお話しているときに関係ない話を近くでする人にいちいち「やめてね」とお話する時間をとれないという判断になりがち。
YouTubeのコメント欄だけでも日々「伝書バト行為やめて」とか「他の配信者の名前を出さないで」というようなローカルルールを設けられていたりするのに、
ここにさらに位置情報やアバターのサイズ、版権、音声なども加わると規約的にもローカルルール的にも守らなければいけない項目は多くなります。

これからのVTuber考察

わっちが今後VTuberとメタバースを見つめるにあたって考えていることがありまして、もうすでに沢山の視聴者に視聴されていてローカルルールでは治安を守りきれない人は境界線やマイクミュートは使った方が良い気がします。
いちいち注意していたら本当にイベントが進まない。
だけど、これからVTuberとしてバーチャルタレントとしてやっていこうと思っている方はもしかしたらローカルルールがきちんと守られるコミュニティを自分で育てていく方が良い気がします。

というのも、おそらく今後誰もがメタバースを利用するようになった時
住んでいる地域、お金などの障壁が段々なくなっていって
いつでも誰でも遊園地や映えスポットにアクセスできるようになります。
そうなった場合に、一般の方がどこかに出向いて写真を撮ったり動画を撮る時間が今よりさらに増えます。
そしてそれをSNSに投稿することで忙しくなるのです。
pico4からワンタッチでtiktokに動画投稿できるようになるかもしれませんね。
この時代が来たら「大勢の人に視聴されて広告収入を得る」というモデルは今よりさらに厳しいものになると思います。

広告収入モデルより売り上げは少なくなるかもしれませんが、そもそもその枠にほとんど入れない状態になります。
広告収入モデルでやっていけるのは今売れている人、売れ始めている人で枠が埋まると思います。
ここからは、狭く深く複雑なコンテンツに着実に人が集まると予想しています。
狭くて深くて複雑なもの・・・そうです人間関係です!
文脈をきちんと理解していないとわからない。
ローカルルールがかなり強いものこそが、その人にとって唯一無二のコンテンツとなり、生活においてなくてはならないものになるはずです。

ゆえに、今後のVTuber稼業は企業規模で大人数を集めて広告を売る広告モデルと、個人規模で少人数と濃い文脈を共有して直接お金を払ってもらう小商いモデルどちらを目指すかによって取り組み方は全く変わってきます。
今までVTuberといえば前者のイメージが強くありましたが、人数も増えて多様化が進み技術も身近になっていく2023年は大きな転換期かもしれません。
というか小商いモデルの配信者は昔から居るんですけど、文字だけでなく声や位置情報や姿もお互いに表現し合えるメタバースと小商いの相性が良すぎるので、ここで輝く人がもっと増える可能性があるという感じです。

じゃぁ小商いモデルの人は大人数に認知されるスターになれないのかというと、そうではないと思います。
むしろ、やる事が増えて動画や配信を視聴する時間が減るからこそ
人を認識するきっかけは「クチコミ」に依存していくと思います。
このクチコミをしてくれるのが少人数で濃い文脈を共有して直接お金を払ってくれている人なんです。
だからこれからバーチャルタレントをやりたい人は、無理にタレント感を出さずにコミュニティを盛り上げる1人として参加してくれる人と同じ目線で時間をかけて濃い文脈を作り上げていくと良いんじゃないかなと思いました。
そして、由宇霧自身も特化Vとしては本も出してプロとしてやっている一方、バーチャルタレントとしてはまだ歩み出したばかりなので、
何者でもない一人の人間としてみなさんと一緒に歴史を編んでいけたら良いなと思っています!

ただ、この考えって間の説明をいくつか飛ばしたものになってしまっているので、今活動しているVTuberさんにはなかなか賛同していただけないかもしれません。
それゆえに、こういう小商い的な施策のイベントもやってみたいんだけどまだお誘いしにくいなぁと思ってしまうのが正直なところ。
当面は、VTuberと馴染みがある「安全に大人数に向けて発信できる」「音楽の権利をクリアにした状態でライブができる」「スマホでも入れる」という点を体験してもらえるようなイベントを立ててお誘いするのが良いのかなぁ。と考えてます。
順をおって焦らず着実に!!!と自分に言い聞かせている葛藤もここに置いておきます。
今後1人でやるときは境界線やマイク制御を少なくして小規模イベントも開催予定です~
(それの練習がこのまえのアクセ集会でもある)


このnoteに頂いたご支援は、活動費用として大切に使用させていただきます♨️