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お墓参りに行ってきた【由宇霧】


先日、母方のおじいちゃんとおばあちゃんが眠るお墓に行ってきた。

その日は実はお墓参りに行く予定ではなくて、
なんか最近気が悪いというか
困難にぶち当たったり、物をなくしたり(それはいつもの事なんだけど)
物を壊してしまったりが続いていたので、ちょっとスピリチュアルなもので切り替えたくてとある神社に向かおうとしていたのです。
ぼんやり電車に乗っていたら、お墓がある駅に止まった。

(どこぞの知らぬ神より、まず先祖に挨拶行ったほうがよくね?!)

と思い電車をおりた。
最後にお墓参りをしてからもう何年も経ってる気がする。
集合墓地なので手入れは不要だけど、
そこまで遠方ではないお墓にすら来れてなかったなんて、なんだかせわしなく過ごしてきてしまったものだと思った。
駅からは遠いのでタクシーに乗った。

1人でお墓参りに来たのは今回が初めてだった。
おばあちゃんが先に亡くなったので最初の数年はおじいちゃんを連れて、お父さんが車を運転してお母さんと妹とわっちで来ていた。
みんなで外食をしたのが思い出だ。
おじいちゃんが亡くなってからは家族4人で、年に1回は来ていた。
それからしばらくして、お父さんが家を出て行って誰も車を運転できる人が誰もいなくて数年に1回しか来れなくなっていた。
あまり裕福ではなかったのでタクシーは気軽に乗れなかった。バスに乗って行こうとするとかなりアクセスが悪いところだった。

(大金持ちとはいかなくても、必要とあればタクシーに乗れる、今の生活はかなりありがたい…)

と、いつもファンボックス やスパチャで応援してくれるリスナー1人1人の名前やアイコンを思い浮かべながら窓から流れていく景色を見ていた。

梅雨の合間のよく晴れた日
タクシーを降りて、お線香を買って奥へと進む。
大きなお墓の前に立つと『おかえり』と言われたような気がした。
うるっときながら手を合わせた。

『なんやかんや頑張ってますよ…って言わなくてもわかるか。みててくれてるよね』

ん?見ていてくれてると思ってるって事は
わっちが今までやってきた、あっちでハメハメこっちでシャブシャブ(ナニね。ヤクじゃない)も見られてるということでは?!
という一抹の気まずさを覚えながら目を開ける。

これと似た現象でお腹の中の赤ちゃんに語りかける夫婦はあえぎ声を気にしないのかという疑問がありますが、最近出産したスタッフに聞いたところ赤ちゃんはお母さんがご機嫌ならハッピーなようなのでとくに気にせず出していたそうです。
なるほどぉ?


結構お墓参りでかなり整ったので、その日は大人しく家に帰りましたとさ。
めでたしめでたし(?)

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