読む散歩第1回「趣旨説明・メタバースの言い換えを考えたい」

おいでなんし~!
こちらはPodcast「エロラジしくじり性教育」のあらすじを紹介する記事です。
音声で聴きたい方はPodcast
映像で見たい方はYouTubeをご利用ください!

趣旨説明

性教育と一見関係なさそうなテーマを散歩しながら語る新シリーズ!
でも、じつはちゃんと性教育と繋がっているんです。
性知識があるだけでは、安全なセックスはできないというのがわっちの持論。
わっち自身、ある程度の知識はあってもそれを実行できなかった時期があって、その原因は孤独であったことや自分で考えていなかったことにありました。
世間では「〇〇をやれば救われる!」「幸せになるには〇〇をやるだけ!」というコンテンツがウケますがそんなもんじゃないだろうと思っていて、生きづらさや孤独を解決できる「即効く万能薬」なんてものはないはずと感じる。
じゃぁ自分に何ができるかというと、同じ人間としてアレコレ考えたり悩んでいる姿を共有することで「共に生きること」なのではないかと仮説を立てた。
この取り組みの先に孤独や生きづらさを和らげることができたら
それによって性知識を実行できるようになるのではないかという性教育の実践のうちの一つなのです。
さらにYouTubeの仕組みを解説しながらなぜPodcastで展開するかを語りました。

今回のテーマは「メタバースの言い換えを考える」

メタバース さよならアトムの時代を紹介

メタバースという言葉が話題になったきっかけは、2021年にフェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグが「メタバースを作る会社になる」と宣言したことだった。
(中略)メタバースという言葉の出どころは、ウェブで検索すればすぐに出てくる。ニール・スティーヴンスンというSF作家が『スノウ・クラッシュ』という小説で使用したのが始まりだ。出版されたのは1992年、僕がこの本を執筆している現在からすれば30年も昔のことだ(日本では1998年に翻訳された)。コンピュータによって生み出された3DCGの世界を闊歩することのできる近未来が描かれた作品だ。  ただ、実のところ、メタバースという言葉の出どころや定義は、正直どうだっていいと僕は思っている。  本当に重要なのは、メタバースという言葉が「人類のめざすべき場所」として大々的に掲げられた今、何を作り出さないといけないのか、何を整備しないといけないのか、何を成し遂げないといけないのか、みんなで侃々諤々に議論することのはずだ。

メタバース さよならアトムの時代 加藤直人著より


わっちも「メタバース」という言葉を使う事はあるのですが、なんだか気恥ずかしいというかこそばゆい気持ちになってしまうことがある。
それがなぜか自分なりに考えてみた。

・メタバースという聞きなれない言葉を利用して「よく知らない人」にあまり有用とは思えない商品を販売している人と一緒に見られてしまうのではないかという不安

・もちろん、メタバースアトムの時代の著者clusterの加藤さんのように世のためにアプローチしている人も沢山いるけれど、その実態はぱっと見ではわからない。

・これを打開するにはもっと生活に根付いた言葉を当ててあげたほうが、より多くの人が参加できるようになるではないかと思った。
・そのなかでも、「ゲーム」というジャンルに落とし込んであげたらもうちょっと身近に感じてもらえるのではないか。
・だけど、メタバースという神格化されたイメージのお陰で多くの投資がなされているのもまた事実かと思うので万能な案ではない

たしかにメタバースの世界で行われていることはとても目新しいし、神格化・特別視・特殊視する考え方も魅力を伝えるのには必要な事だと思う。
でも、人間は色んな考え方、アプローチをしていくものなので
由宇霧はあえてメタバースを特別視するのではなく、一見特殊なように感じるメタバースの文化をもとに私達の「日常」の「特殊さ」を再発見するような考察・発信をしてみたいと思った。

たとえば、メタバースではリアルとは全く違う自分になれる!
在りたい姿で在れる!
という光の当て方をする事が多く
「メタバースって全然違う!」と思われるポイントですが
私たちは日ごろから学校での自分、家での自分、会社での自分、親友といるときの自分とで、少しずつ性格を変えている。
なんなら由宇霧は風俗で働く時に普段は絶対しないメイクをしたりウィッグをかぶったこともあるし、家族も友人も知らない生き方をしていたので、実は外見をすっかり変えたり秘密の姿があるというのもすでに物理世界で日常的に行われている。
なにも考えずにいたら見過ごしてしまう
複雑で矛盾を多くはらむ「自分」が見えてくる。

このように、意外とメタバースは普段の生活と地続きで
これが日常になったところでそこまで大きな事件は起きない
ただ、新しい「日常」新しい「顔・アイデンティティ」が追加されるだけで粛々と日々は続いていく。

聴く散歩(Podcast)
見る散歩(YouTube)では
今後こういう話をしていきたいなという話を文化人類学の成り立ちと共にしています。(聴くと見るは全く同じ音声です)

由宇霧はバーチャル文化人類学を研究したいぞ!!!!

気になった方はぜひチェックしてくださいね!

しくじり性教育【由宇霧】エロラジ! | Spotify でポッドキャスト

このnoteに頂いたご支援は、活動費用として大切に使用させていただきます♨️