一市民の野党共闘編 ~れいわを支持しても市政・県政はいま現在の議員と連携しなきゃね~

今日は面白かったなー。地元市議(野党A)さんと「れいわ」ポスターを掲示してあるという個人商店にお邪魔してきた。このお店は市議さんのお知り合いで、店先にもこの市議さんの応援看板が立てかけてあった。だけど、お店の窓ガラスには、太郎さんのれいわポスターがばばーん!駐車場には木製フレームの掲示板が作られ、ばばーんと太郎が笑っている。

市議さんが年末に、暮れの挨拶に来た時に「れいわポスターが貼ってあって、とにかくびっくりした」とメールをよこしてきた先。確かに。完全なるれいわ応援ぶりに野党Aの市議さんにとっては、腰が抜ける驚きですよ、あの掲示は。その店主さんご夫婦は11月にれいわ事務局が呼びかけたポスター活動に参加してきて、自分のお店のみならず、欲しいという人に分けてあげる目的でたくさんもらってきていた。店内のカウンターに、れいわポスターとチラシが置いてあって、れいわ新選組ポスター配布所になっていた。ご近所さんで2~3人が欲しいと言ってこられたとかで、近くにれいわ支持者が潜んでいる模様。

今日お邪魔した目的は、来月に大垣市に太郎さんが「おしゃべり会」にやってくる、その告知ポスターを貼らせてもらうこと。それと市議さんから聞いていた「ポスターを貼るほど熱心な支持者」の店主さんと繋がりたかった。そこで図々しくも「野党A」である市議さんに、「ご紹介してもらえませんか?お嫌なら断って頂いて構いません」とお願いしたのだった。断られるかな、という思いに反して市議さんは、「いいよ、紹介してあげる」と言ってくれて、今日連れだって訪問したという訳。店先でお話しだけさせて頂いて告知ポスターを貼らせて頂ければ御の字、と思っていたのに、居間にあがって、と声をかけて頂いて、店主のご夫婦と市議と私の4人で政治談議に花が咲いた。市議は「太郎には共感もするし応援もしたい。けど、消費税5%をどう実現し、その後どう財政をやっていくか、もっと議論しないと」「地方議員を増やす、ということも考えないと」などなど、叱咤激励を頂いた。「ご夫婦は、市議のお知り合いということもあって、もともと政治に熱心だったのですか?」の私の問いに、「いやいや、それが全然で。去年の参院選からだよ」って言ってみえた。「特に奥さんが」ってご主人は言うけど奥さんの熱意に押されて仕方なく付き合ってるという感じではなく、ご主人も主体的な気持ちを持っているようでsnsでれいわ情報を収集しているって言っている姿に、私と一緒だな~と思った。そこで私は市議さんをチラチラ見てしまうんだ。「ね、れいわはこれまで政治に疎かった市民が自発的に関わりたいって思ってしまうんですよ」ってね。

とはいえ、話題は、現役市議ならではの政治の現場の話や、いま、旬の河井前法務大臣夫妻のウグイス嬢の謝礼の実態や、公選法の話などを語ってくれて、面白かった。私からは、近日中に当地でポスボラをやるので、と日程の案内をした。ご夫婦からは、ポスターをもらいに来たというおじさんが、非常に熱心にれいわを応援していると教えてもらったので、ぜひその方に予定しているポスボラのことを伝言してもらうようにお願いした。そのおじさんは、70歳過ぎで時間があるらしいのと、世の中の為に持てる力を使いたい!という熱意の塊のような人だよ、と言われたので、きっとまたご縁ができるでしょう。どんな「熱血じいさんだろう」と今から楽しみにしている。

さて、ひとしきり話しを終えて次に向かったのは、県庁。今日は、な、なんと、県議(野党B)に面会を申し込んでいて、その方に私が考えている「請願」や「アンケート」などで地方議員にその人の資質や思想を問うて、公表する、という作戦について有効か、また段取りはどうしていいのかを聞くことを目的としていた。その県議とはほんの先週に初めて会ったばかりだった。私の地元市議さんが市政報告会をして、そこにゲストとして来場されて、県政の報告をされていたのだ。そういった知り合いでもない市議さんの市政報告会に参加したのは、私の人生で初体験だった。会場には30人近くの年配の方々が来ており、皆さん熱心に報告を聞いていた。

今日の話からは逸れるが、その報告会の中で一番衝撃を受けた話をちょっと書いておく。オリンピックの聖火リレーを当市で行う為におおよそ900万円の予算(市600万ほど、残り県)が使われるという報告。ひっくり返りそうになった。走る距離はほんの1.9キロ。その距離に対する予算の大きさにも驚きだけど、その予算の審議の過程にびっくり。なんと、金額も内容も分からないのに、議会で承認したんだって。「オリンピックの聖火リレーが当市に来ます。ついては、その経費を組んでもいいですか。」→「はい、賛成」っていう決定だそう。おいおい!何にいくら使うっていうベースとなる予算案は???たった数時間にも満たないイベントに、きゅ、900万円!?街路樹の高さを剪定して、グランドにある自販機にスポンサー企業じゃないロゴがテレビに映らないよう目隠しをし、スタジアムにネーミング・ライツで広告されている企業名を、それも目隠しするのに使われるんだって!!!! しかもネーミング・ライツ年間広告収入が150万円なのに、目隠し作業費で160万円かかるって。は?? は??? 年間広告料ふっとんでるんですけどーーー。こういった詳細が分からないのに「予算(いくらになるか分かんないけど)承認しまーす!」って。それって、市民に対する背任行為とちゃうか? そんな予算の通し方ないやろ! だったら、ふれあいバスに使えよ。だったら、学校の教員の労働負荷減らす為に使えよ。だったら、だったら、って使って欲しい先、いくらでもあるんじゃない? まあ、雑に市民税を使ってくれること。さすがにそれは、止めたいと思った私は、質問時間に、市議さんに「どうやったら止めれますか?」って聞いたけど、承認されたし、すでに決まったから、もう見直しはできないんだそう。チーン。。。

という事、知っていますか?大きく取り上げられることではないけど、市政の中でも十分におかしなことが行われているんだ。この野党Bさんたちはずっとこういう市政報告会をやっていたのにも関わらず私は全然知らなかった。知ろうともしていなかった。この党の方にしてみれば、今まで関心を払ってこなかったあなた達にも責任はある、という思いを持つかな~。でも、「れいわ」を通して、政治に関心を払わなければいけないんだ、という気づきがもらえた以上、私は、山本太郎の「れいわ新選組」(国政)を支持し、応援する活動だけをするのではなく、国政も地方政治も一緒だという現実をちゃんと理解し、行動しなければいけないのだと思った。

と、前段が長くなったが、県議さんにこの時の報告会で感じたこと、私が政治に目を向けるようになったこと、また、「れいわ新選組」が政治への敷居を下げてくれたことが、れいわの広がりになっている(政策が優れているということよりも、市民の政治参加意欲を満たす仕組みある)というような話をした。相手は県議であるので、政治の話をするのにお構いなんて必要がない。普段の生活の中でママ友だとか、親兄弟などには、「ちょっと引かれるかも」なんていう躊躇いがあって心の内など話しきれないが、関心のある普段は発散しにくいこの話題をなんの「てらい」もなく語れる清々しさ。それを受け入れて一緒に活動してくれたり、話を聞いてくれる議員さんたち。この時間が持てることが、私にとっての共闘なんだと思う。突き詰めればイデオロギーや政策などさまざまな考え方の違いはあるに決まっているが、腐敗した権力をどうにか打ち破りたいという思いで、私は十分に繋がれるし、今日の時間は有意義だった。草の根レベルの野党共闘は心地が良く、また一緒に活動したいと思える楽しいものだった。

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