戦争は数だけを頼みにするな!
皆さまこんばんは、軍師の弓削彼方です。
今回は兵力が多ければ良いと言うわけではないと言うお話しです。
「兵は多きを益ありとするに非ざるなり。ただ武進すること無く、力を合わせて敵を料らば、以って人を取るに足らんのみ」
兵士の数が多ければ良いと言うものではない。
数に頼ってただ突っ込むのではなくて、味方の戦力を集中し、敵の動きを予想しながら戦えば十分に勝つことができる。
こんな意味になります。
孫子が言いたいのは「兵士の数は問題ではない」と言うことではなく、「数だけを頼りにして考え無しに進んではいけない」と言うことです。
実際この本文の続きでは、「敵を侮って考え無しに攻めれば、逆に敵の捕虜にされるぞ」と警告しています。
それともう一つ大切なことは戦力の集中ですね。
特に味方の数が多い時はあっちにもこっちにもと手を出して、せっかくの大軍が小分けになってバラバラに動くと言う過ちを犯してしまいます。
こういう時こそ油断せず、一致団結して集中して動くのが大事です。
孫子が言いたいのは、味方の数を揃えて有利だからと油断せず、常に気を引き締めて戦いなさいということです。
今回の話はここまでです。
それではまた、次回お会い致しましょう。
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