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愛は愛だけじゃない

愛は愛だけじゃない
全部含めて愛なんだ
  by フランス人のロマンさん


抽象的だけど
凄く伝わりませんか?
表面的何かじゃなくて
全てを包括したような
深い言葉だな…と 思います

こんな言い回しをするフランス人は 日常を深く生きている気がするのです

人は色んな人がいる
ムカつく人も 
意固地な人も
コダワリが強いヒトも
でも
その人の個性を認め否定しない
否定しないどころか
そのままをその人と受け止める
フランス人には 
そんなところがある気がする

そんな風に生きて
人と関わっていけたら
人生は深く 
豊かになっていく気がするのです


でも
今の世界には
そんな生き方を否定する
優先順位がある気がします

最優先は生産性
つまりはお金を発生させること

そこを基準に生きるから
生産性を上げられないものに
イライラします

パワハラ上司は
生産性を邪魔する部下に
当然とパワハラが許されるし
生産性が上げられない者は
隅に追いやられるし
雪の交通機関の遅れに
イライラする
…雪だもの仕方ないデスよね
…白い美しい世界を堪能してもいいはず
生産性を上げるには
そもそも個性はじゃまです
機械みたいに同じ事を不満なくこなしてくれればいいのです

今の世界って
私にはそんな風に見えています

それでは人生を深く 
豊かに生きる事は出来ません
コロナ以降の世界も
生産性重視のやり方では
生き残れません

個人の個性もジェンダーも
人というものを受け入れなければ
取り残されて行くでしょう

何故かって?
もうみんな
本当の豊かさは物に無いと
気付き始めたからです
生産性を上げても
一方で荒んで行っていることに
気付き始めたからです

と言っても
物質的に豊かではないかと言えば
既に豊かです
殆どの人は明日の食事に事欠く事はないでしょう
物質的には豊かになっているのに
天井を知らない豊かさを求め生産性を重視しています

豊かさは物にない…と言うよりは
物質的には豊かになり 既に物質的飽和状態だから
目指すものを変える必要が出来たのかもしれません
物質的な豊かさを追求したくても
資源に限りがある事も明白です

世界は次のステップへ

まだグラデーションで
以前の世界の色が強いけれど…


きっとこれからの世界は
お金で心は買えません

愛は愛だけじゃない
全部含めて愛なんだ

あなたはあなたでいいし
私は私でいい
その上で 深く関わって行く

そんな風に 深く 豊かに生きる世界になるでしょう

ただ
聖書のように「隣人を愛せよ」
なんて言う気はありません
隣人が 時間やお金を奪うったり 危害を及ぼす人なら
愛する必要など全くなく
関わる必要もないからです
それでも
否定する必要はなく
関わりを持たないだけです


最後に
フランス語と日本語は
英語に比べ 曖昧言語です

曖昧ゆえ そのニュアンスがより伝わる

戦前くらいまでは
日本も
深く 豊かに繋がりながら生きていたのかもしれません

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