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言語化 感覚の翻訳


AIの時代がこれからやってくる。
人間に求められる能力ってなんだろうか。
個人的には感じたことを言葉に翻訳する「言語化能力」だと思う。
シンニホンを読んでいて確信に変わったことでもある。

日々仕事をしていて、「なんとなくこうした方が効果があると感じたのでチームで展開したい」と言うか、「こう感じたので実際にこの数値を計測した結果自分の仮説は正しかったのでこの施策をチームで展開したい」というかどちらが説得力があるかといえば後者だろう。

今後、人間とだけでなく当たり前にAIと仕事をしていく時代になるだろうが、仕事を振ること・仕組みを作り組織で浸透することなどこれまで人間相手に対しておこなってきたことをAIに対して行うことになるだろう。人間に対してでもAIに対してでもやる事の内容には大差がないが、AIは受けた指示を淡々とこなす一方で、人間は受けた指示を自分なりに咀嚼し、自分なりにアプローチの方法をアップデートできる。

なぜこの違いが生まれるかは人間には「感覚」「知覚」があるからだろう。何をしていても、目の前の事象に対して綺麗や楽しいもしくはめんどくさい、嫌いなどの感情を抱く。しかしAIはただ目の前にあるものを処理にかけるだけで、そこに感情ベースの発見や分析は生まれない。

ただAIにも”人間がどのように感じそうか”を分析させる方法はある。人間がどのようなものにどれくらいの感情を抱くかを数値化し、機械学習させる方法だ。幸い、画像処理技術などの発達により、AIは分析対象を様々な方法でスコアリングできる。人間がどのような値をスコアリングさせるかを正しく命令できれば感情のデータ化も可能という事だ。

ここで大事なのは、感覚を言語化、数値化すなわち翻訳する力だ。
人は皆感覚を持っているが、感じ方は人それぞれ違う。
仕事なら、見えている課題が実は違ったりするし
体験なら、感じていることは実は違ったりする。

自分の感じたことを他人の脳内でも描写できるように
翻訳する。今後、AIと仕事をしていく上でもAIに再現性持って仕事させるためには、AIが理解できるように数字や言葉を用いて表現する必要がある。実は既にエクセルやセールスフォースを扱う上でこの翻訳力は日々必要になっているのかもしれない。

この文を読んで貰えばわかるが
自分にはこの感覚の翻訳力は
まだまだ足りないと感じている。

まずは言語ベースでどのように伝えたら
相手の脳内で自分の感じたことを描写してもらえるか
考える癖をつけ、感覚の翻訳力を高めていきたい。

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