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エッセイ

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#文学

( 引用 ) 三浦しをん 「骨片」

「明日からは餡をこねるのです」 わずかな沈黙さえも耐えがたく思われ、私は早口でしゃべった…

ふゆ
1年前
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文学とは

柳田国男曰く、文学は「自分の小さな庭で丹精して育てた花を、一輪、一輪、道行く人に差し上げ…

ふゆ
2年前
6

普遍がゆく

「結局、今の自分にはぴったりくるものが一つもない」 そう感じている人だらけで SNS が ワイ…

ふゆ
3年前
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朗読するミュージシャン

古い雑誌のなかで発見。音楽やイラストや朗読で自己表現をする〈 やくしまるえつこ 〉さん。朗…

ふゆ
3年前
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「鳩が飛ぶ」

あき空を はとが とぶ それで よい それで いいのだ 5行以内の詩も多い八木重吉。抽象…

ふゆ
3年前
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顔に紅葉を散らす

「ひゃっと驚いて思わず顔に紅葉を散らしたね」と漱石から子規へ。流石「文豪」。文人たちの手…

ふゆ
3年前
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流れに枕す

「あらゆる芸術の士は人の世をのどかにし、人の心を豊かにするがゆえに尊い」という漱石の言葉を一笑に付す人って、少なくない? 私は芸術至上主義者ではないけれど、芸術のない世界では犯罪や揉め事、紛争とかが多くなるんじゃないのかな。たとえば、小説を読んだり映画を観ている最中に、その人たちは他者を傷つけないよね?

『ポケット・フェティッシュ』

「どこかしら〈 貧しさ 〉のつきまとう一冊に仕上がっていると思う」と自らのエッセイ集を振り…

ふゆ
3年前
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朔太郎から白秋へ

「芸術家にとって退屈ほど怖ろしいものはない」と。 退屈すぎると苦痛かもしれないけど、退屈…

ふゆ
3年前
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